GCP/GCEはドキュメントが整備されており、たいていの必要な情報はきっちりドキュメント化されている。
しかし膨大なドキュメントの、どこに欲しい情報があるのか、意外に見つけられない/見つけるまで時間がかかることがよくある。
メトリクスの監視
インスタンス詳細画面の「モニタリング」タブでは、デフォルトでCPU、ネットワーク、ディスクI/Oなどいくつかのメトリクスの監視ができる。
メモリの使用状況など、その他のメトリクスを監視しようと、Stackdriverを開き、メトリクスを追加するも、グラフ上に「No data is available for the selected time frame
」と表示されてしまう。
Monitoringエージェントのインストール
実は、GCEのデフォルトの状態だと、まだメモリ等の監視はできない。「Monitoringエージェント」を追加でインストールする必要がある。
Monitoring エージェントの使用は必須ではありませんが、使用することをおすすめします。Monitoring は、Monitoring エージェントがなくても、CPU 使用率、一部のディスク トラフィック指標、ネットワーク トラフィック、稼働時間情報などのいくつかの指標にアクセスできます。Monitoring エージェントを使用すると、Monitoring から仮想マシン(VM)インスタンス上のその他のシステム リソースやアプリケーション サービスにアクセス可能になります。これらの追加機能が必要な場合は、Monitoring エージェントをインストールする必要があります。
そこで、次のドキュメントに従い、Monitoringエージェントをインストールする。
メトリクスの追加
Stackdriverの画面を開き、チャートの追加などの操作で、次のようにメトリクスを選択する。
項目 | 値 | 備考 |
---|---|---|
Resource type | GCE VM Instance |
|
Metric | Memory utilization |
識別子はagent.googleapis.com/memory/percent_used
|
こんな感じで表示されればOK。
トラブルシュート
Stackdriverをインストールしたのに、メトリクスの監視ができないことがある。公式ドキュメントでトラブルシュートが公開されている。
以下のQiitaの記事も参考になる。