AkamaiがEdgeWorkersという面白そうなサービスを開発者向けにベータでリリースしていたので調べてみた。
これは何?
Akamaiが出してるエッジコンピューティングのサービスです。AWSでいうLambda@Edge。
24万台あると言われているAkamaiのEdgeサーバ側で、自作したプログラムが動かせるようになるというもの。
CDN業界に限った話ではないですが、エッジ側で処理させるのが流行っているようで、Akamaiもそれに乗っかったという形だと思います。
(2019/08/06追記)
公式からユーザーガイドが公開されていました
https://learn.akamai.com/en-us/webhelp/edgeworkers/edgeworkers-user-guide/GUID-4CC14D7E-D92D-4F2D-9292-17F8BE6E2DAE.html
#EdgeWorkersについて
情報が少ないのでわかっていることのみ記載
・javascriptで動作
・IONおよびDynamic Site Acceleratorを契約している方が利用可能
・デプロイするリソースに制限あり
・ベータ版 (2019/08/03現在)
言語がjsなのはNode.jsなどのjsが理解できるユーザが多いからだと思われるが、jsのライブラリを使えるのか?などどこまで使えるかは不明。
#所感
今のところEdgeWorkersを使う利点が私には無い(Lambda@Edge使えば問題なさそうなため)
ただAkamaiのEdgeサーバが世界中のISPにある関係から、低レイテンシ且つ大規模処理をEdge側でやるようなシステム向けなのかもしれない。
機械学習などのリソースを使う系のものは、中央処理ではなくEdge側で分散処理させる形で行うことでメリットを得られる可能性はあり。
#おまけ
Akamaiの営業の方に聞いてみたところ、LunaのProperty(設定ファイル)をコード管理したい、という要望がいろいろな会社から出てきているようです。
今後EdgeWorkersなどのコードベース管理のものが多くなると、IaCも進むので楽しみです。
参考:https://developer.akamai.com/api/web_performance/edgeworkers/v1.html