イントロ
webサーバー構築するとき、Qiitaで検索しますよね。初心者の方はコマンドを理解せずにコピペしている人もいるんじゃないでしょうか?自分もそうでした。
「なんかよくわかんないけど動くたぞ」、「記事通りにやったのにうまくできなかった」、こんな風にコマンドを理解せずにインフラ構築してました。このままだといつまで経っても自信を持ってインフラ構築できません。
そこで、EC2におけるwebサーバー構築の考え方と作法をお伝えしようと思います。
伝えたいこと
- webサーバー構築における、パッケージインストールの3つの手段と、その使い方
- パッケージ管理ツールを使う方法
- amazon-linux-extrasを使う方法
- 外部リポジトリを使う方法
#パッケージインストールの3つの方法と使い所
早速説明していきます。
ここはざっくり理解できればいいです。
【実践編】を用意したので、そこで理解を深めてください。
パッケージ管理ツールを使う方法
パッケージ管理ツールとは何か?
パッケージをインストールしやすくしてくれる便利ツール。
依存関係の解決もやってくれるので、とても便利。
代表例として、yumがある。EC2でも使えます。
使い所
何かをインストールしたい時。
さっき3つのインストール方法があると言ったが、真っ先にこいつを使うことを考えた方が良いです。
amazon-linux-extrasを使う方法
amazon-linux-extrasとは何か?
Amazonが公式サポートした新バージョンをyumで扱えるようにする仕組み
使い所
yumで確認したバージョンのパッケージよりも、新しいバージョンのパッケージを使いたい時。
外部リポジトリを使う方法
リポジトリとは?
リポジトリとは、パッケージが置かれた場所。
外部リポジトリを使う方法とは何か?
ここを理解するには、パッケージインストールの仕組みを理解する必要があります。
パッケージ管理ツールでインストールする時に、例えば、yumならば、
yum install パッケージ名
でパッケージをインストールできます。
このパッケージはどこからインストールされるのでしょう?
勘の良い方はお気づきかもしれませんが、EC2に登録されたyumリポジトリからインストールされるのですね。
つまり、欲しいパッケージが入っているyumリポジトリが登録されていなければ、yumでインストールできません。
だから、欲しいパッケージを上記コマンドでインストールできない場合は、欲しいリポジトリが入ったyumリポジトリをEC2に登録しなければいけないわけです。
使い所
既存のyumリポジトリにも入ってない上に、amazon-linux-extrasでもインストールできないパッケージをインストールしたい時。
まとめ
実践編も書こうと思ったのですが、実践編も入れると長くなってしまうので、実践編は別の記事で書こうと思います。
というわけでまとめです。
この記事で覚えて欲しいのは、
EC2におけるパッケージインストールの3つの方法とその使い分けです。
- パッケージインストールの3つの方法
- パッケージ管理ツールでインストール
- とりあえずこれでインストールできないか考える
- amazon-linux-extrasを使ってインストール
- 上の方法でインストールできない場合に検討する
- 外部リポジトリを使ってインストール
- 上2つの方法でインストールできない場合に検討する
- パッケージ管理ツールでインストール
要するに簡単な方法から検討していこう、ってことです。
実践編ではパッケージインストールの3つの方法を駆使して、webサーバー構築に必要なミドルウェアをインストールしていこうと思います。
この辺の考え方は手を動かさないと身につかないので、ぜひ実践編も読んで、一緒に手を動かしていきましょう。