5
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

自作PCが起動しない グラフィックボードが認識されないと思い込んで全部勘違いだった話

5
Posted at

自作PCが起動しない。
グラフィックボードも認識されない。
B1エラーが出る。

この状態にハマり、最終的に分かったのは、トラブルの正体はすべて勘違いの連鎖だったということでした。

同じ罠にハマる人が出ないように、実機構成・再現条件・解決方法・勘違いの内容まで含めて整理します。

構成

  • マザーボード:Z890M
  • CPU:Intel Core Ultra 9 285K
  • GPU:GeForce RTX 5060 Ti
  • NVMe:M.2 SSD
  • メモリ:maxsun 6000 16GB*2

再現条件

以下の条件が揃うと再現しました。

  1. Z890M を使用している
  2. GPU を PCIe x16 スロットに挿している
  3. M.2 SSD を M2_2 スロットに挿している
  4. モニターを GPU 側出力にのみ接続している

この状態で起きた現象は次の通りです。

  • POST 表示は B1
  • GPU は BIOS / OS から消える
  • 画面は映らない
  • しかし OS 自体は裏で起動している

解決方法

M.2 SSD を M2_2 から M2_3 に移動しました。

再起動後、GPU が正常に認識され、映像出力も復活しました。

原因

Z890M のレーン構成により、PCIe x16(GPU)と M2_2(NVMe)が CPU 直結レーンを共有しており排他になっていました。

そのため、M2_2 に SSD を挿すと GPU 側のレーンが無効化または縮退され、GPU が存在しないように見える状態になります。

起きたことの流れ

① B1エラーで起動しないと思い込んだ

POST コードに B1 が表示されていたため、起動が止まっていると判断しました。

実際には、B1 は RGB や周辺機器の初期化に関係するコードであり、致命的なブートエラーではありませんでした。

しかし当時は、AA が「起動完了」だと思い込んでおり、B1 の状態でも起動が進んでいるとは考えませんでした。

その結果、起動していないと誤認しました。

② 実は iGPU 出力で起動していた

Core Ultra 9 285K は内蔵 GPU を搭載しています。

マザーボード側の映像出力に接続すれば画面は表示されていましたが、当時は GPU 側出力しか確認していませんでした。

そのため、OS は起動しているのに画面が出ていない状態を「起動していない」と判断していました。

③ GPU が認識されない原因は M2_2 のレーン競合だった

GPU が BIOS にも OS にも表示されず、故障を疑いました。

そのため、メモリの挿し直しや CPU の付け直しまで行いました。

しかし、実際の原因は M2_2 スロットによる PCIe レーンの排他仕様でした。

M2_2 に SSD を挿している限り、GPU が無効化される構成だったため、いくら付け直しても認識されるはずがありませんでした。

④ B1 表示・画面なし・GPU 未認識で壊れたと思い込んだ

B1 が表示され続ける、画面が出ない、GPU が見えない、という情報が重なり、完全に壊れたと判断してしまいました。

実際には、どれも仕様と確認不足が重なっただけでした。

実際の原因まとめ

現象 本当の原因
B1 で止まる RGB や周辺機器初期化の表示コード
起動していない 実際には起動していた
GPU 未認識 M2_2 のレーン排他仕様
画面が出ない 出力先の誤認

学び

  1. POST コードは必ずしも致命的エラーではない
  2. まず iGPU 出力も確認する
  3. M.2 と GPU のレーン排他仕様を事前に確認する
  4. 壊れたと決めつける前に構成と仕様を疑う

結論

壊れていたのは PC ではなく、自分の認識でした。

同じ構成で詰まる人の参考になれば幸いです。

5
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
5
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?