「SaaSってよく聞くけど、結局なに?」
エンジニアでも、なんとなく使ってはいるけど説明しろと言われると難しい言葉です。
この記事では、用語の定義だけで終わらせず、
実際に使う・作る立場から見た SaaSの本質 を整理します。
SaaSとは何か
SaaS は Software as a Service の略です。
一言で言うと、
インストールせず、サービスとして使うソフトウェア
です。
昔のソフトウェアとの違い
従来型(オンプレミス)
- ソフトを購入
- 自分のPCやサーバーにインストール
- バージョンアップは手動
- 環境構築が必要
SaaS
- ブラウザからアクセス
- インストール不要
- 常に最新版
- どこからでも使える
ユーザー視点では、
「使いたいときにすぐ使える」 のが最大の特徴です。
身近なSaaSの例
実は、普段使っているものの多くがSaaSです。
- Google Workspace(Gmail / Docs など)
- Slack
- Notion
- GitHub
- Zoom
- ChatGPT
これらはすべて、
サービスとして提供されているソフトウェア です。
SaaSの何が便利なのか
ユーザー側のメリット
- 環境構築が不要
- 初期費用が安い(または不要)
- アップデートを意識しなくていい
- 複数端末で同じ環境を使える
「PCを変えてもすぐ使える」という体験は、
SaaSならではです。
提供側のメリット
提供する側にとっても、SaaSは都合が良いです。
- バージョンを一本化できる
- バグ修正を即反映できる
- 利用状況を把握しやすい
- 継続課金モデルを作りやすい
その結果、
改善スピードが速くなる という利点があります。
SaaSの料金モデル
SaaSは、次のような課金形態が多いです。
- 月額 / 年額課金
- ユーザー数課金
- 利用量課金
- フリーミアム(無料+有料)
「買い切り」ではなく、
使い続けることで支払う のが基本です。
SaaSの裏側で起きていること
ユーザーからは見えませんが、裏側では:
- サーバー運用
- 障害対応
- セキュリティ対策
- バックアップ
- スケーリング
といった作業が 常時行われています。
SaaSは、
運用込みで初めて成立するビジネス です。
SaaSのデメリット・注意点
便利な反面、弱点もあります。
- サービス終了リスク
- 障害が起きると使えない
- データを預ける不安
- 月額課金が積み重なる
「便利さ」と「依存」はセットです。
エンジニア視点でのSaaS
エンジニア視点で見ると、SaaSは
- 作って終わりではない
- 運用が本番
- ユーザー対応も仕事の一部
- 障害対応が避けられない
という世界です。
コードを書く時間より、守る時間の方が長い
というのも珍しくありません。
SaaSが当たり前になった理由
- インターネット常時接続
- クラウドの普及
- ブラウザの高機能化
- リモートワークの増加
これらが揃って、
SaaSは「特別なもの」ではなくなりました。
まとめ
- SaaSは「サービスとして使うソフトウェア」
- インストール不要ですぐ使える
- ユーザーにも提供側にもメリットがある
- その代わり運用と責任が重い
- 便利さと依存は表裏一体
SaaSを理解すると、
「なぜこの仕様なのか」「なぜこの料金なのか」
が少し見えるようになります。