最初の頃、分からないことは素直に聞けていました。
- 何が分からないかも分からない
- だから聞くしかない
その状態から、いつの間にか変わっていきます。
分からないと言いづらくなる瞬間
経験を積むと、次の感覚が生まれます。
- 今さら聞くのは恥ずかしい
- これくらい知っているべきだ
- 自分の評価が下がりそうだ
この瞬間から、分からないことは表に出なくなります。
分からないまま進む怖さ
聞かずに進むことで、
- 誤解したまま実装する
- 間違った前提で設計する
- 後で大きな修正になる
という結果を招きます。
分からないことそのものより、「分からないまま進むこと」の方が、ずっと危険です。
分からないと言える強さ
本当に強いエンジニアは、分からないことを早く認めます。
- 分からないと言える
- 調べる時間を取る
- 周囲を巻き込める
これは弱さではなく、品質を守るための強さです。
マネジメントは何をすべきか
分からないと言えない問題は、個人の性格の問題ではなく、環境の問題でもあります。
マネジメント層ができることは以下のようなことです。
- 質問した人を評価する
- 「いい質問だった」と言葉にする
- 分からなかったことを共有した人を責めない
- 「分からない」と言った人に時間を与える
その人自身はどう変われるか
- 分からないを早く言う
- 小さい疑問のうちに聞く
- 自分が詰まった理由を言語化する
実際にあった話
ケース1:聞かなかった結果
設計レビューで分からない点があったが、聞けずにそのまま実装。
結果、大規模な修正が必要になった。
ケース2:聞いた結果
「ここがよく分からない」と言ったことで設計が改善され、品質が上がった。
まとめ
分からないと言えなくなるのは、成長の副作用かもしれません。
ですが、分からないと言える力を失った瞬間、
本当の意味で危険になります。
分からないと言えること。
それを手放さないことが大切です。