個人開発でSaaSを作る人は年々増えています。
しかし、現実として
ほとんどの個人SaaSは長く続きません。
この記事では、技術論ではなく、
実体験や多くの失敗例から見える 「一番の原因」 を整理します。
結論:一番の原因は「運用コストの見積もりミス」
個人SaaSが続かない最大の原因は、
作ることに集中しすぎて、運用を甘く見てしまうこと
です。
コードが書けなくて終わるケースより、
運用に耐えられなくなって終わるケース の方が圧倒的に多いです。
作るフェーズは楽しい
個人SaaS開発で一番楽しいのは、間違いなくここです。
- 新機能を作る
- UIを整える
- 動いた瞬間の達成感
この段階では、
「このまま行ける気がする」
という錯覚が起きやすいです。
運用フェーズは一気に現実になる
しかし公開した瞬間から、世界が変わります。
- サーバーが落ちる
- 意味不明な問い合わせが来る
- 仕様外の使われ方をする
- 休日でも障害対応が必要
ここで、
想定していなかった時間と精神力
が削られていきます。
ユーザーが増えなくても、コストは増える
個人SaaSの厳しい点はここです。
- ユーザー0でもサーバー費用は発生
- セキュリティ対応は必須
- 監視・バックアップは止められない
収益が無くても、責任だけは増える
という状態になります。
月額数千円でも精神的に重い
金額自体は小さくても、
- 「毎月お金が出ていく」
- 「やめるとユーザーに迷惑がかかる」
という心理的負担は、
想像以上に重いです。
技術力より「継続耐性」が問われる
個人SaaSで必要なのは、
- 最新技術への知識
よりも - トラブル時に淡々と対応できる耐性
です。
これは、実際にやってみないと分かりません。
よくある失敗パターン
- 完成度を上げすぎて疲弊
- 無料ユーザー対応で消耗
- 課金導線を後回し
- 生活リズムを壊す
どれも 運用を甘く見た結果 です。
続けるために必要な視点
個人SaaSを続けるには、
- 最初から運用を最小化する
- 1機能で価値を出す
- ユーザー対応を制限する
- やめ時を決めておく
といった、
冷静な設計 が重要です。
やめることは失敗ではない
もう一つ大事なこととして、
やめる判断ができるのも成功
だと思っています。
無理に続けて消耗するより、
学びを持って撤退する方が価値があります。
まとめ
- 個人SaaSが続かない一番の原因は運用
- 作る楽しさと、守る大変さは別物
- 収益ゼロでも責任は発生する
- 継続には技術より覚悟が必要
- 撤退判断も設計の一部
個人SaaSは夢がありますが、
続けること自体が一つのスキル です。