ある日、普段通りに生活している中で「計画停電が実施される」という情報を目にしました。
これまで計画停電を前提にした運用など一切考えたことがなく、自宅サーバーも完全に無防備な状態でした。
しかし今回は、実施までに約1週間の猶予がありました。
その短い期間の中で行った 緊急対策の記録 をまとめます。
計画停電を知ったのは1週間前
計画停電の情報を確認したのは、実施予定日の約1週間前でした。
- 停電時間は数時間規模
- 実施時間帯もある程度事前に分かっている
- 自宅サーバーは常時稼働前提
この時点で、
「何もしなければ、確実に全部落ちる」
という状況でした。
即UPSを3台購入
まず最初にやったのは、
インターネットショッピングでUPSを3台購入 することでした。
- ルーター・ONU用
- サーバー用
- ネットワーク機器用
完全な冗長構成ではありませんが、
「落とさない」ではなく「猶予を稼ぐ」ことを目的にしました。
翌日、VPSの準備を開始
UPSだけでは長時間の停電は耐えられません。
そこで次に行ったのが、VPSの準備です。
- VPSサービスのアカウント作成
- VMを即日作成
- 最低限のOSセットアップ
ここでは 非常時の退避先 として使えることを最優先にしました。
応急処置として重要なサイトをVPSへコピー
VPSが立ち上がった後、
応急処置として重要度の高いサイトだけをVPSへコピーしました。
- 完全な移行はしない
- 最低限「表示できる状態」を作る
- 動的機能は後回し
この段階で、
「最悪DNSを切り替えれば、最低限の情報提供はできる」
という状態になりました。
計画停電のお知らせと緊急メンテナンス告知
その翌日、
TwitterとDiscordでアナウンスを行いました。
- 計画停電があること
- UPS取り付けによる緊急メンテナンスを実施すること
- 一部サービスがダウンする可能性があること
事前に告知しておくことで、
- 利用者側の混乱を減らす
- 復旧後の問い合わせを減らす
という効果がありました。
UPS取り付け作業と完全復旧
停電前日、UPSの取り付け作業を実施しました。
- 作業時間は1時間ちょっと
- 一時的にすべて停止
- 配線と電源系統を整理
作業後は、問題なくサーバーを再起動でき、
完全復旧 となりました。
DNSを一時的にVPSへ切り替え
実際の停電時には、
- UPSで短時間は稼働を維持
- 停電が長引くことを確認
- DNSに一時的にVPSのIPを登録
という対応を行いました。
結果として、
- 一部サービスは完全停止
- 重要なサービスはVPS側で提供
という形に切り替えられました。
結果:ダウンタイムを大幅に短縮
結果的に、
- 停電自体は5〜6時間程度
- サービスのダウンタイムは約2時間
に抑えることができました。
事前準備がなければ、
ほぼ丸一日すべて停止していたと思います。
振り返って思ったこと
今回の件で強く感じたのは、
- 計画停電は他人事ではない
- 事前準備の有無で被害は大きく変わる
- 完璧でなくても「逃げ道」を作ることが重要
という点です。
これまでは、
「停電なんて起きないだろう」という前提で何も準備していませんでした。
しかし一度経験すると、
事前に考えておくだけで取れる選択肢が大きく増える と実感しました。
まとめ
- 計画停電を1週間前に把握
- UPSを即購入
- VPSを退避先として用意
- 事前告知とDNS切り替えで被害を最小化
- ダウンタイムを大幅に短縮できた
自宅サーバー運用では、
「起きてから考える」では遅いケースが確実に存在します。
今回の経験は、
今後の運用を見直す大きなきっかけになりました。