スパゲッティコードとは、処理の流れが絡み合い、全体の構造が把握しづらくなったコードの俗称です。
まるで皿の上のスパゲッティのように、どこから始まりどこへ向かうのかが分からなくなっている状態を指します。
スパゲッティコードの特徴
- 処理の流れが追えない
- 条件分岐や例外処理があちこちに飛ぶ
- 同じような処理が何度も書かれている
- 一部を修正すると別の場所が壊れる
こうした特徴が重なると、変更コストは急激に増加します。
なぜスパゲッティコードが生まれるのか
スパゲッティコードは最初からそうなるわけではありません。
- 仕様変更が繰り返される
- 期限優先で場当たり的な修正をする
- 全体設計を見直す時間が取れない
- 複数人がルールなしで修正を続ける
この積み重ねが、構造の崩壊を引き起こします。
スパゲッティコードがもたらす問題
- 新しい人が理解できない
- バグの原因が特定できない
- 修正が怖くて触れなくなる
- 結果として放置される
最終的にコードは負債となり、開発の足を引っ張ります。
読みやすさを高めるための基本
スパゲッティ化を防ぐための基本は、次のようなものです。
処理の単位を小さくする
一つの関数は一つの責務だけを持つようにします。
長くなり始めた関数は分割のサインです。
名前で意味を表現する
変数名や関数名に意図を込めることで、コメントなしでも読めるコードになります。
ネストを浅く保つ
ifやループのネストが深くなるほど、理解は難しくなります。
早期リターンやガード節を使うことで、構造を平坦にできます。
重複を許さない
同じ処理が複数箇所にある場合は、共通化を検討します。
一箇所にまとめることで修正も一度で済みます。
データの流れを意識する
どこから来て、どこへ行くのかを意識して設計すると、自然と整理された構造になります。
リファクタリングは一気にやらない
スパゲッティコードを一気に直そうとすると、事故が起きやすくなります。
- テストを書いてから触る
- 小さく直して動作確認
- 影響範囲を把握しながら進める
この繰り返しが安全です。
まとめ
スパゲッティコードは怠慢の結果ではなく、現場の制約の積み重ねで生まれます。
だからこそ、
- 構造を意識する
- 読みやすさを価値として扱う
- 定期的に整える
この姿勢が重要です。
読みやすいコードは、未来の自分と仲間への思いやりだと感じています。