【2024年1月】Google の生成AI関連のキーワードまとめ
Google はもともと ML や AI 分野に力を入れていた印象ですが、2023年以降はそれが加速し、いろんなサービスや機能がリリースされました。
遅ればせながらこのあたりをキャッチアップしようとしていますが、その第一歩として生成AIの文脈でよく聞くキーワードについて調べました。
サービス
Bard
Google が開発した対話型AIサービスで、生成AI の火付け役となった ChatGPT と同等の位置づけです。
使っているモデルは PaLM2 と Gemini です。
テキストや画像を使った質問への回答はもちろん、Google マップや Google フライトなどの各機能を使った回答を返すこともできます。
Vertex AI
Google Cloud の機械学習プラットフォームです。
Bard が一般ユーザー向けサービスだったのに対し、Vertex AI は開発者向けサービスです。
機械学習のワークフロー(データの準備→モデルのトレーニング→モデルの評価と反復→モデルのサービング→モデルのモニタリング)をすべて Vertex AI 上で行うことができます。
Google やサードパーティが提供するモデルを使うこともできますし、自分でモデルをトレーニング・デプロイすることもできます。
Model Garden
Google や オープンソース、サードパーティが提供するモデルを集めたプラットフォームです。モデル用のマーケットプレイスのようなものです。
2024年1月時点で130以上のモデルが提供され、Model Garden で提供されているモデルは Vertex AI でデプロイ可能です。
Duet AI
Google の各種サービス上で使える AI 機能が Duet AI です。
Duet AI for Google Workspace
Google Workspace のサービスの中で AI の支援を受けることができます。
例えば、
- GMail で、概要を提示すると本文の下書きを提供する
- Google ドキュメントで、別のドキュメントを活用して新たな文章を作成する
- Google Meet で、リアルタイムで翻訳しその内容を字幕で提供する
使用しているモデルは PaLM2 です。
Duet AI for Google Cloud/developers
2023年の Google Cloud Next Tokyo では「Duet AI for Google Cloud」という名称で発表されていたと記憶していますが、執筆時点では「Duet AI for developers」という名称が公式ドキュメントで使用されています。
Duet AI for Google Workspace と同じく、Google Cloud のサービスの中で AI 支援を受けることができます。
- コードエディタ上でコードアシスタンスを行う
- コンソール画面で、自然言語のチャットを開き Google Cloud に関する質問に回答する
- Cloud Logging でログの要約やトラブルシューティングを行う
モデル
PaLM・PaLM2
Google が開発する大規模言語モデルです。
2022年5月に PaLM が、2023年5月に PaLM2 が発表されました。
前述した様々なAIサービスのモデルとして使われている他、セキュリティ特化したモデル Sec-PaLM2, 医療機関向けに特化した Med-PaLM 2 のベースになっています。
Gemini
Gemini はマルチモーダルモデル(画像、動画、テキストなどの複数のモダリティから情報を処理できるモデル)で、Bard や Vertex AI で試すことができます。
PaLM2 はテキストデータのみをインプットにできたのに対し、Gemini は画像などもインプットにすることができる、という認識です。
Gemini のリリース時高いパフォーマンスが話題になりましたが、Gemini の公式ドキュメントには GPT-4V との性能比較表が掲載されています。
Codey
前述の PaLM 2 がベースとなっている、ソースコード特化のモデルです。
自然言語からソースコードを生成する機能やチャット上でソースコード関連の質問に回答する機能、ソースコード記述時にオートコンプリート候補を提示する機能があります。
Imagen
画像に特化したモデルです。
テキストから画像の生成・編集をする機能や画像より説明テキストや質問回答を得る機能などがあります。
以上です。
生成AI 関連のアップデートはとても速いので、これが概要をつかむための参考になれば幸いです。