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テスト駆動開発の発想×ポモドーロテクニック=『TODO駆動ポモドーロ』で作業効率化する手法を実践してみた

Last updated at Posted at 2024-04-28

この記事の手法は個人的に考えたものであり、効果は個人的な主観です。実際に作業効率がいかほど上昇したのかを数値かしたわけではありませんし、その効果を保証するものではありませんので予めご了承ください。

この記事が刺さると思われる人

  • 副業などで一日の1,2時間で成果を上げる必要がある方
  • 一日の隙間時間を見つけて学習をしている方
  • ポモドーロテクニックをやってみたけど「イマイチ効果がないな」と思われている方

ポモドーロテクニックとは?

ご存じの方も多いかと思いますが、一応すごーく簡単に説明しておきます。

  1. タイマーをセットし、25分間作業に集中
  2. 5分の休憩を取る
  3. これを4回繰り返したら、少し長めに休む(30分くらいが目安)

ただし、ポモドーロテクニック自体の生産性向上への直接的な寄与は実験によって確認されたものではないそうです。

その辺りはパレオさんのこちらのブログに書かれておりますので気になる方はご一読を。

ただ実験によって確認されたわけではないのですが「まあ多くの人が効果があった」と実感しているらしく、自分としても集中できてる実感はあります。

一応ポモドーロテクニックに関する書籍もあります。こちらをご参考までに。

image.png

テスト駆動開発とは?

こちらも一応すごーく簡単に説明しておきます。テスト駆動開発(TDD)は、ソフトウェア開発の手法の一つです。

  1. 開発者はまず、望ましい動作を定義したテストを書く
  2. テストがパスするようにコードを実装する
  3. これを繰り返す

ポモドーロテクニックをやっても、集中できてない気がする…?

ポモドーロテクニックを知った私は、「こんな方法があったんか!よさそう!さっそくやったろ!これで生産性爆上がりや!」と意気揚々とポモドーロテクニックを試しました。

が、相変わらず集中できている感じがしません。というのも、「25分集中する」という意識だけはあるのですが、集中しようとすればするほど「そういえばこれやろうと思ってた」「あ、あれも気になるな…」と作業の途中で別のことが気になってしまうのです。

結局5分の休憩時間を迎えるのですが、その5分の休憩時間に何をしていいのかわかりません。

本を読んだり、フレームワークのドキュメントを読むにしても5分は短すぎます。かといってストレッチや飲み物を淹れるだけだと時間を持て余してしまいます。すると「少し早いけどタスクをやるか…」となっていました。

その結果気付かぬうちに、ポモドーロテクニックのサイクルが崩れてしまうという状況に陥っていました。

なぜポモドーロテクニックがうまくいかないのか…?

ここまでやったところで「なぜうまくいかないんだ…?🤔」と考えました。と、先の状況を踏まえたときに、あることに気づきます。

文脈的に答えはもうお分かりかもしれませんが…

それが「これってテスト駆動開発の手法を当てはめるとうまくいくんじゃね?」ということでした。

実装と同じで、「xxxという機能を作る」を決めるだけでなく、最初に「xxxという機能を実現するために実装すべきこと」を定義しておくことで漏れなく、そしてその「実装すべきこと」に意識を集中することができます。

先の状況は、25分・5分の時間に「何をするか?」の粒度が大きく、細かいレベルでやることが定まっていないがためにうまくいってないところに原因がありそうでした。

ならば「最初に何をするか?」を細かく決めておけば、うまくいくのではないか?と考えました。

たどり着いた『TODO駆動ポモドーロ』という1つの答え

『TODO駆動ポモドーロ』は自分が勝手につけた名前です。それはさておき…

やることは先に述べた通り、先に「やること」を決めてからポモドーロのサイクルを回していきます。

例えば副業であれば、「xxxという機能の実装を進める」ではなく「xxxという機能のyyyという実装を進める」「(同じくzzzという実装を進める)」のようにタスクを細かく分解しておきます。

あるいは読書であれば、「1章のxxxまで読み進める」のように具体的な目標を決めておきます。

具体的には、以下の流れで実践します。

  1. 25分の間にやることを決める。やることはできるだけ細かく決める。25分間では決めたことしかやらない。25分以内に終わりそうであれば、複数やることがあっても構わないが、並列処理は絶対にしないこと。
  2. ポモドーロタイマーを25分セット。決めたことをこなす。
  3. 5分の休憩の時間に、『次にやること』を決める。
  4. 2と3を繰り返す
  5. 4回繰り返した場合 && また次のポモドーロを始めるならば、あとの少し長めの休憩時間に「この時間何をするか?」と「次の25分で何をするか」をまた決める。

以下、もう少し詳しく自分のやり方を書いておきます。

副業や自己研鑽をするときにポモドーロ駆動アクションを使う

個人的な実感として、8時間の業務のなかでポモドーロ駆動アクションを実践するのは2つの点で難しいと考えています。

  1. 休憩を挟むとはいえ、長時間これを繰り返すのは相当しんどい
  2. 非同期コミュニケーションにより、25分しっかり集中するのがそもそも難しい

なのでポモドーロ駆動アクションは100%自分の時間を持って作業できる場合に真価を発揮するものと考えています。

そのため、副業や自己研鑽のために確保した時間で実践しています。

時間を測るツール

自分はApple Watchを持っているので、ポモドーロタイマーアプリを入れています。

いくつか無料版も試したのですが、最終的には有料版のこれが一番使いやすかったです。

有料といっても400円程度です。(泥向けのいいアプリがあるかはすみませんが知りません…)

このアプリのいいところは、3点あります。

  1. 左上のところで「いま何セット目か?」を管理してくれる
  2. 4セット目が終わると自動的に長い休憩をセットしてくれる
  3. 視覚的に残り時間がわかりやすい

image.png

この3点です。

一方で「アプリじゃなく物理的なタイマーがいい」という方にはこちらを。

image.png

メンタリストのDaiGoさんがおすすめされていたものです。

やることはどうやって管理している?

自分はかねてより『アジャイル勉強法』なるものを実践しています。(これも自分が勝手に名付けている勉強法です)

そこではやることをGitHubプロジェクトでチケットとして管理しています。25分間でやることは、ここで管理しているチケットから選んでいきます。

そして25分間にやる細かいタスクは、各チケットの中にコメントする形で書いていきます。

image.png

ところでアジャイル勉強法とは簡単にいえば、長期的に達成したい目標を達成するために必要なアクションを細かく管理してコツコツ実行していくものです。

単にポモドーロテクニックを前に「やること」を決めていると長期で見た時に効果がでるのか不安になりそうですが、目標からタスクを逆算しコツコツこなしていくアジャイル勉強法と相性がよいです。

アジャイル勉強法について詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。

5分間でやることは、まずは先ほどのボードから「次何をするか?」を選ぶことです。その後はステッパーを踏みながらXを見ています。軽く運動もできて、うつ病防止にもなって気分転換にもなるので個人的には一石三鳥です。

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おわりに

この記事が生産性向上のヒントになれば、幸いです🙏

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