音楽が好きで、いつか自分でスピーカーを作ってみたいと思っていました。
とはいえ木工、音響設計もまったくの未経験。知識がないので、頼れるのはAIでした。
GeminiとChatGPTに相談しながら図面を詰めていき、そのとおりに切ってみたら——
足りませんでした。
謎の隙間が……。
設計をよく見ると、背面のみ厚みの考慮が漏れていました。
この記事は、AIに頼りながらスピーカーを自作していたら、言われたとおりに切った木の寸法に誤りがあったという話です。そして、この経験がなかったら今使っているアプリも生まれていなかったという話でもあります。
AIは寸法計算を自信満々に間違える
設計の相談はGeminiに任せていました(あとからChatGPTも併用)。
指摘すると、あっさりミスを認めてくれます。でも、切ってしまった木は戻ってきません。
対策として、1つだけやっていたことがあります。複数のAIに同じ質問を投げることです。前提の置き方が違うと、答えが微妙に食い違う。その食い違った箇所こそが危険地帯で、1つのAIだけに聞いていると、間違っていても一貫して「正解」と言い続けるので気づけないんですよね。
それでも今回は、その食い違いに気づけないまま切ってしまいました。
そもそも、何を作っていたのか — LOWとMIDから始まった自作スピーカー
最初に作ったのはLOWとMID、2台構成の2ウェイでした。
2ウェイというのは、音を2つの帯域に分けて、それぞれ専用のユニット(ドライバー)に鳴らせる方式のこと。1個のスピーカーユニットだけで人間の可聴域全部をきれいに鳴らすのは無理があるので、帯域ごとに得意なユニットへ音を振り分ける「クロスオーバー」というフィルタ回路を挟んで分業させます。
LOWは、Mini Scooperをベースに、AIに計算させて家庭用サイズに落とし込んだ独自サイズのものです。
MIDは、オーソドックスなバスレフ型。ユニットはFaitalPRO 6FE200-8。バッフル板にユニット取付穴、背板に端子用の穴を開け、バッフル板の下には低音を増強するためのバスレフポート(開口部)を設けた箱です。
音が鳴るまで
余っていた端材を持って、もう一度ホームセンターへ。正しい寸法に切り直してもらい、組み直しました。
そうして、LOWとMID、2wayでちゃんと音が出ました。
なかなか良い音!
この経験から、寸法をAI任せにせず、切る前に検証できる仕組みが欲しくなりました。また、今回はホームセンターですべて木をカットしてもらっていましたが、自分でも切ってみたくなって丸ノコを買いました。そうなると、材料を確保するためにサブロク板(3尺×6尺)が何枚必要なのか、どう切っていけば必要な材料をまかなえるのか、を自分で考える必要が出てきます。「アプリにしたら便利じゃね?」と思い、それをFlutterで自作した話は、また次回に。
P.S. この記事もAIが書いています
skillでClaude Codeが書いています。
次回
Flutterで木材カットを補助するアプリを作る話。




