11
4

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

AWS AmplifyAdvent Calendar 2020

Day 22

AWS AmplifyのWhat's Newに載らないアップデート情報の紹介

Last updated at Posted at 2020-12-21

はじめに

本エントリは「AWS Amplify Advent Calendar 2020」の22日目です。
いやー今年もAmplifyはAdmin UIなど激アツでしたねw
カレンダー初日にも書きました通り、SSRが個人的には一番熱かったです!
でも本当にこんなものしかAmplifyって進化してないのでしょうか?
もちろん違います、では他にはどんな進化をしてきたのか、少し皆さんが知らないような機能まで紹介していこうと思います!
ちなみにこの記事が出た12/22時点でのAmplifyCLIの最新バージョンは4.40.0(2020/12/16リリース)です

アップデート①:AppSyncの@keyディレクティブで複数同時更新が可能になりました

これはamplify-cliの4.38.0(2020/12/8リリース)から利用可能になったオプションです。
今まではGSIなどの@keyディレクティブは一つずつamplify pushする必要があったのですが、一気に同時変更できるようになりました。ただしデフォルトではこの機能は有効になっていないので以下のような作業が必要です。
といっても難しく考える必要はなく、features.graphqltransformer.enableiterativegsiupdatestrueにしてあげるだけなのでお手軽ですね!

amplify/cli.jsonのデフォルト
% cat amplify/cli.json
{
  "features": {
    "graphqltransformer": {
      "addmissingownerfields": true,
      "validatetypenamereservedwords": true,
      "useexperimentalpipelinedtransformer": false,
      "enableiterativegsiupdates": false // ここをtrueにしてあげる
    },
    "frontend-ios": {
      "enablexcodeintegration": true
    },
    "auth": {
      "enablecaseinsensitivity": true
    },
    "codegen": {
      "useappsyncmodelgenplugin": true
    }
  }
}

つまり(こんなGSIに意味があるのかは置いておいて)、このような複数の@keyが一発で作成・更新が可能になります。

amplify/backend/api/apiname/schema.graphql
> cat amplify/backend/api/<apiname>/schema.graphql
type Todo @model
  @key(name: "todosByName", fields: ["name"], queryField: "todosByName")
  @key(name: "todosByStatus", fields: ["status"], queryField: "todosByStatus") {
  id: ID!
  name: String!
  status: String!
}

今まで本番環境をAmplifyで構築するのに段階リリースをしなければならなかった手順を簡素化できるなどのメリットがあるかなと思います!

アップデート②:upgrade、uninstallコマンドが追加されました

こちらは4.35.0(2020/11/24リリース)からの機能になります。
amplify upgradeamplify uninstallと2つのコマンドが実行できるようになりました。
npmでAplifyCLIを利用してる人には代わりのnpmコマンドを教えてくれるだけなのですが、MacやLinuxにシェルでインストールしている方やWindowsの方はこちらのコマンドで実行できるようになったようです。
私はnpmでインストールしてるので、あまり恩恵はないのですがアップデートコマンドを忘れてしまった場合などにぜひ利用してみてくださいw
npmでインストールしている人には実行すると以下のようなメッセージが出ます。

AmplifyCLI
% amplify uninstall
Initializing new Amplify CLI version...
Done initializing new version.
Scanning for plugins...
Plugin scan successful
"uninstall" is not available in this installation of Amplify.
Use npm uninstall -g @aws-amplify/cli instead.

% amplify upgrade
"upgrade" is not supported in this installation of Amplify.
Use npm i -g @aws-amplify/cli instead.

アップデート③:AppSyncの予約語制約をオフにする機能フラグが追加されました

こちらは4.32.1(2020/11/8リリース)からの機能になります。
アップデート①の対応と同様に機能フラグをオフにすることによって例えば「Subscription」などの予約語をモデル名に命名することが可能になりました。
AppSyncのスキーマ更新後のamplify push時に [:reservedWord] is a reserved type name and currently in use within the default schema element. というエラーが出た際に思い出してください!
features.graphqltransformer.validatetypenamereservedwordsfalseにするだけです!

amplify/cli.jsonのデフォルト
% cat amplify/cli.json
{
  "features": {
    "graphqltransformer": {
      "addmissingownerfields": true,
      "validatetypenamereservedwords": true, // ここをfalseにしてあげる
      "useexperimentalpipelinedtransformer": false,
      "enableiterativegsiupdates": false
    },
    "frontend-ios": {
      "enablexcodeintegration": true
    },
    "auth": {
      "enablecaseinsensitivity": true
    },
    "codegen": {
      "useappsyncmodelgenplugin": true
    }
  }
}

一行で紹介するアップデート

  • 4.32.0(2020/10/31リリース)でLambdaリゾルバの中からCognitoユーザープールのグループリストを参照できるようにIAMの変更が入りました
  • 4.32.0(2020/10/31リリース)でAppSyncの@searchableディレクティブからクエリを投げる際にfromパラメータのサポートが追加されました。これによりたくさんのデータを表示する際にページ遷移などを画面で表現する際にnextTokenを今まで通り使うことも出来ますし、fromパラメータでオフセットすることも選択出来るようになりました。

まとめ

機能追加系の説明しやすいアップデートをチョイスしてお届けしていますが、他にもユーザーフレンドリーにするための細やかな文言変更や、amplify deleteコマンド実行時にいきなり削除せずに確認を挟むようになった、など細やかなアップデートもたくさんあった一年でした!
主に10月-12月のアップデートを中心に紹介していますが実際の今年のアップデート数はこんなものじゃないですので、興味がある方はGitHubのコミット履歴なども見て下さいね!

ではまた!

11
4
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
11
4

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?