5
8

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

VMware vSphereで仮想サーバーを作ってみた

Last updated at Posted at 2020-04-29

##概要
自分のPCにVMware vSphereを入れて仮想化したサーバーを作ってみようと思います。
必要なものは以下の通り。サーバーにVMware vSphereをインストールした後、仮想環境にCentOSをインストールといった流れになります。

・VMware vSphere (ハイパーバイザー型の仮想環境)
ユーザー登録を行えばイメージファイルがダウンロードできるようになります。
https://my.vmware.com/jp/group/vmware/evalcenter?p=free-esxi6

・CentOS (仮想環境情にインストールするOS)
下記のURLからイメージファイルをダウンロードしておきましょう。
http://isoredirect.centos.org/centos/8/isos/x86_64/CentOS-8.1.1911-x86_64-dvd1.iso

・USBメモリ
USBブートするため

##ハイパーバイザー型とは
上にチラッと出てきていますが、VMware vSphereは仮想化ソフトウェアの中でもハイパーバイザー型と呼ばれるものです。
これはハードウェア上で直接動作させることが可能であることを意味しています。
そして、仮想化を行うためのもう一つの手法にホスト型と呼ばれるものがあります。
MacやWindowsといったOSがインストールされているPC上で動作し、Oracle社のVirtualBoxなんかはホスト型です。

今回はベアボーンキット(簡単な自作PCみたいなもの)で私が作った以下のPCを使います。
https://www.asrock.com/nettop/Intel/DeskMini%20310%20Series/index.jp.asp

##USBブートの準備
USBメモリのデバイス名を確認します。
ディスク容量から判断して、USBメモリのデバイス名は/dev/disk2のようです。

% diskutil list
/dev/disk0 (internal, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      GUID_partition_scheme                        *121.3 GB   disk0
   1:                        EFI EFI                     209.7 MB   disk0s1
   2:                 Apple_APFS Container disk1         121.1 GB   disk0s2


/dev/disk2 (external, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:     FDisk_partition_scheme                        *15.5 GB    disk2
   1:                  Apple_HFS USBmemory               15.5 GB    disk2s1

以下のコマンドで/dev/disk2を初期化します。

% diskutil eraseDisk MS-DOS TEST /dev/disk2
Started erase on disk2
Unmounting disk
Creating the partition map
Waiting for partitions to activate
Formatting disk2s2 as MS-DOS (FAT) with name TEST
512 bytes per physical sector
/dev/rdisk2s2: 29867504 sectors in 1866719 FAT32 clusters (8192 bytes/cluster)
bps=512 spc=16 res=32 nft=2 mid=0xf8 spt=32 hds=255 hid=411648 drv=0x80 bsec=29896704 bspf=14584 rdcl=2 infs=1 bkbs=6
Mounting disk
Finished erase on disk2

イメージファイルをUSBメモリに書き込みたいところですが、今のままだとマウントしている状態なので、一度アンマウントします。

% diskutil unmountDisk /dev/disk2
Unmount of all volumes on disk2 was successful

アンマウントしたら以下のコマンドでUSBメモリにISOファイルを書き込みます。(ちょっと時間がかかるので気長に待ちましょう)

 % sudo dd if=./Desktop/VMware-VMvisor-Installer-6.7.0.update03-14320388.x86_64.iso of=/dev/disk2 bs=1m
314+1 records in
314+1 records out
329945088 bytes transferred in 57.581542 secs (5730050 bytes/sec)

上記のコマンドが終了したらUSBメモリを取り外せる状態にします。

% diskutil eject /dev/disk2
Disk /dev/disk2 ejected

##USBブート
それではvSphereをインストールしてみましょう!
以下のようにPCにUSBメモリを挿してPCの電源を入れます。
この時Delキー、もしくはF2キーを押しながらPCの電源を入れることでBIOSを起動させます。
(BIOS画面は使用しているPCによって異なりますので、適宜読み替えてください。)
IMG_0716.JPG

BIOSが起動しました。ここでF6を押して、設定を行います。
200429214912.jpg

Boot Option Prioritiesで先ほどISOファイルを書き込んだUSBメモリを選択。
そのままBIOSを終了させればvSphereのインストール画面に遷移します。
200429214934.jpg

スクリーンショットのやり方が分からなかったので、ここからは画面を直撮りしています。
この画面でENTER押下。
IMG_3926.JPG

F11を押下
IMG_5490.JPG

Japaneseを選択してENTER押下
IMG_4855.JPG

rootユーザーのパスワードを入力してENTER押下
IMG_4007.JPG

F11を押下してインストール
IMG_4378.JPG

インストールが始まるので1分ぐらい待ちましょう。
IMG_2005.JPG

黒と黄色の画面になるのでここまできたらインストール完了です。
IMG_6995.JPG

サーバーをネットワークにつなげていれば上記画像の赤枠のようにIPアドレスがふられるので、
このIPアドレスをブラウザに入力すればGUI上でvSphereを操作できるようになります。
スクリーンショット 2020-04-29 23.27.58.png
スクリーンショット 2020-04-29 23.27.22.png

今回はここまで

次回はCentOSをインストールしてみます。
4/30更新 続きを書きました
https://qiita.com/ysda/items/aef462ae350a17d0daed

5
8
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
5
8

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?