##概要
自分のPCにVMware vSphereを入れて仮想化したサーバーを作ってみようと思います。
必要なものは以下の通り。サーバーにVMware vSphereをインストールした後、仮想環境にCentOSをインストールといった流れになります。
・VMware vSphere (ハイパーバイザー型の仮想環境)
ユーザー登録を行えばイメージファイルがダウンロードできるようになります。
https://my.vmware.com/jp/group/vmware/evalcenter?p=free-esxi6
・CentOS (仮想環境情にインストールするOS)
下記のURLからイメージファイルをダウンロードしておきましょう。
http://isoredirect.centos.org/centos/8/isos/x86_64/CentOS-8.1.1911-x86_64-dvd1.iso
・USBメモリ
USBブートするため
##ハイパーバイザー型とは
上にチラッと出てきていますが、VMware vSphereは仮想化ソフトウェアの中でもハイパーバイザー型と呼ばれるものです。
これはハードウェア上で直接動作させることが可能であることを意味しています。
そして、仮想化を行うためのもう一つの手法にホスト型と呼ばれるものがあります。
MacやWindowsといったOSがインストールされているPC上で動作し、Oracle社のVirtualBoxなんかはホスト型です。
今回はベアボーンキット(簡単な自作PCみたいなもの)で私が作った以下のPCを使います。
https://www.asrock.com/nettop/Intel/DeskMini%20310%20Series/index.jp.asp
##USBブートの準備
USBメモリのデバイス名を確認します。
ディスク容量から判断して、USBメモリのデバイス名は/dev/disk2のようです。
% diskutil list
/dev/disk0 (internal, physical):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: GUID_partition_scheme *121.3 GB disk0
1: EFI EFI 209.7 MB disk0s1
2: Apple_APFS Container disk1 121.1 GB disk0s2
/dev/disk2 (external, physical):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: FDisk_partition_scheme *15.5 GB disk2
1: Apple_HFS USBmemory 15.5 GB disk2s1
以下のコマンドで/dev/disk2を初期化します。
% diskutil eraseDisk MS-DOS TEST /dev/disk2
Started erase on disk2
Unmounting disk
Creating the partition map
Waiting for partitions to activate
Formatting disk2s2 as MS-DOS (FAT) with name TEST
512 bytes per physical sector
/dev/rdisk2s2: 29867504 sectors in 1866719 FAT32 clusters (8192 bytes/cluster)
bps=512 spc=16 res=32 nft=2 mid=0xf8 spt=32 hds=255 hid=411648 drv=0x80 bsec=29896704 bspf=14584 rdcl=2 infs=1 bkbs=6
Mounting disk
Finished erase on disk2
イメージファイルをUSBメモリに書き込みたいところですが、今のままだとマウントしている状態なので、一度アンマウントします。
% diskutil unmountDisk /dev/disk2
Unmount of all volumes on disk2 was successful
アンマウントしたら以下のコマンドでUSBメモリにISOファイルを書き込みます。(ちょっと時間がかかるので気長に待ちましょう)
% sudo dd if=./Desktop/VMware-VMvisor-Installer-6.7.0.update03-14320388.x86_64.iso of=/dev/disk2 bs=1m
314+1 records in
314+1 records out
329945088 bytes transferred in 57.581542 secs (5730050 bytes/sec)
上記のコマンドが終了したらUSBメモリを取り外せる状態にします。
% diskutil eject /dev/disk2
Disk /dev/disk2 ejected
##USBブート
それではvSphereをインストールしてみましょう!
以下のようにPCにUSBメモリを挿してPCの電源を入れます。
この時Delキー、もしくはF2キーを押しながらPCの電源を入れることでBIOSを起動させます。
(BIOS画面は使用しているPCによって異なりますので、適宜読み替えてください。)
BIOSが起動しました。ここでF6を押して、設定を行います。
Boot Option Prioritiesで先ほどISOファイルを書き込んだUSBメモリを選択。
そのままBIOSを終了させればvSphereのインストール画面に遷移します。
スクリーンショットのやり方が分からなかったので、ここからは画面を直撮りしています。
この画面でENTER押下。
黒と黄色の画面になるのでここまできたらインストール完了です。
サーバーをネットワークにつなげていれば上記画像の赤枠のようにIPアドレスがふられるので、
このIPアドレスをブラウザに入力すればGUI上でvSphereを操作できるようになります。
今回はここまで
次回はCentOSをインストールしてみます。
4/30更新 続きを書きました
https://qiita.com/ysda/items/aef462ae350a17d0daed