はじめに
こんにちは。
今回はTableauで改行を置換する方法を2点ご紹介します。
※Ver2022.3を使用
その① REGEXP_REPLACE関数 + 正規表現
改行コードの正規表現(\r、\n、\r\nなど)を置換する場合はREGEXP_REPLACE関数を使用します。
以下のようなテストデータをExcelで用意しました。
こちらの改行をハイフン(-)に置き換える場合、このような計算フィールドを作成します。
REGEXP_REPLACE([値(置換前)],'\n','-')
作成した計算フィールドに「改行置換(正規表現)」というタイトルを付けて、Tableau上で表示してみます。
結果を見てみると、正常に置き換えできていました。
その② REPLACE関数 + ASCIIコード
参照先のDBによっては、REGEXP_REPLACE関数が使用できないことがあります。
(私が遭遇したケースだと、IBM DB2に接続した際に使用できませんでした。使用可能なDBはこちらに記載されています。)
その場合は、CHAR関数を用いて改行をASCIIコード(改行のコードは「10」)で指定し、REPLACE関数で置換します。
先ほどと同様に改行をハイフンに置き換えてみます。計算式は以下のようになります。
REPLACE([値(置換前)],CHAR(10),'-')
こちらの計算フィールドには「改行置換(ASCIIコード)」をいうタイトルをつけてTableauで表示してみます。
正常に改行の置換ができていますね。
なお、REPLACE関数で改行コードの正規表現は置換できないようなのでご注意ください。
REPLACE関数とCHAR関数の組み合わせを使用しましょう。
おわりに
今回はTableau初心者向けの小ネタとして、改行を置換する方法をお伝えしました。
データソースによってREGEXP_REPLACE関数の使用可否が異なるので、ご自身の環境に合わせて使い分けましょう。
以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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