はじめに
ServieceNow の資格を維持するためには、半年毎にDelta試験という試験を受けなければいけません。
私が最初に資格を取得したのは、2020年1月なので、その時は New York というバージョンで取得しました。
ServiceNow は半年毎に大きな update があります。2020年5月時点で明らかになっているリリース予定は こちら です。
今回、Orlando への更新試験(Delta試験)を初めて受けるにあたって、ほぼ全く日本語での情報が見つからなかったので、その体験を記事にしておこうと思いました。
出題範囲
基本的にメールで案内が来る通りなんですが、出題範囲はリリースノートそのものです。
Orlandoのリリースノート
自分がよく使っていた製品(私の場合は、ITSM, ITOM, FlowDesigner あたり)は読んで理解出来ますが、全く使ったことがない、例えばHRとかATFとかは読んでも全くピンとこなかったです。
リリースノートを細かく読み込んで全てを理解する事は不可能です。
どの辺の機能が大きく強化されたのか?位を掴んでおく事が重要かと思います。
例えば、Orlando で言うと…
- Agent workspace 関連の数が多い。だいぶリソースを投じて追加開発した様だ。
- HR 関連の数も非常に多い。これは Knowleadge 2019 でも話題にしてたので、まぁ順当。
- Devops や CI/CD pipeline の部分は、私は初見でした。開発プロセス自体の改善にも力を入れ始めた様に見える。
出題数/時間
CSA の場合は、6 問 / 30分。
webassessor の申込画面では、10 問って書いてあるんですが、CSA は 6 問でした。
私は、15分くらいで終わりました。
どの粒度の問題が出題されるのか?
問題を全部貼るわけにもいかないのですが…そうですね…例えば、
**新しく追加されたフィールドタイプのうち、4000文字書けるフィールドタイプはどれか?**みたいな問題です。
すでにTextareaはあるので、Orlandoでの変更ではありませんが、この粒度の問題レベルです。
この粒度で問題を出している以上、おそらく問題数は大量にあって、そこからランダムで出題しているんじゃないかと思われます。
解き方
なので、基本は、こちらのリリースノートを開きながら、出題された問題に応じてキーワード検索して調べる感じです。
正直、日本語版じゃなくて英語版で資格を取ればよかったな、って後悔しました。日本語の出題を自分で英訳して検索ワードを考えないといけませんから。
すでに英語圏の人は受けている人がたくさんいるので、google検索でキーワードを入れると、他の人が調べたっぽい検索ワードが引っ掛かります。
例えば、servicenow orlando field とか打つと、調べた形跡が出てきます。問題ズバリは分からないですけどね。
合格すると、すぐに証明書が添付されたメールが来ます。
合格基準
不明です…すいません…
難易度から考えて、おそらく全問正解が基準なんじゃないかと思っています。
おわりに
とにかく落ち着いて受ければ大丈夫です。英文との格闘がある関係で、時間配分を焦ってしまいがちですが、落ち着いて1問ずつリリースノートを調べていけば、そんなに多くの時間を使わずに正解にたどり着ける様になっています。
それくらい、問題文とリリースノートのキーワードレベルの合致が多かったです。気軽に受けていきましょう!