はじめに

Apple製品の端末キッティングで登場する、MDMとApple Business Manager。
これら2つをどうやってiPadに連携させるのか、頭がこんがらがったので整理のため備忘録として残します。
この記事では、MDMの中でもJamf Proを例にして、
iPadを登録するまでの初期セットアップ手順を解説します。
(参考)
ABM:https://support.apple.com/ja-jp/business
Jamf:https://www.jamf.com/ja/
前提条件
- ABMアカウント作成済み
- Jamf Proインスタンスが利用可能な状態である
セットアップの全体フロー
Step1. iPad端末のABM登録
Step2. Jamf ProでMDMサーバートークン生成
Step3. ABMにMDMサーバーを追加
Step4. Jamf ProにABMサーバートークンをアップロード
Step5. ABMでデバイスをMDMサーバーに割り当て
Step 1: iPad端末のABM登録
販売店へ依頼する方法と個人で実施する方法があります。
1. 販売店経由での自動登録
Apple正規販売店から調達する際、購入時にABMの組織IDを販売店に伝えることで、購入したiPadが自動的にABMへ登録されます。
この仕組みをADE(Automated Device Enrollment)/ 旧 DEP(Device Enrollment Program)と呼びます。
2. Apple Configurator経由での手動登録
iPhoneでiPadをABMに登録する場合:
- iPhoneにApple Configuratorをインストール
- Apple Configuratorを起動し、作成した管理者アカウントでログイン
- iPad初回起動時の設定アシスタントの途中で出てくる青いモヤモヤをiPhoneでスキャン
(参考)
Apple Configurator:https://support.apple.com/ja-jp/apple-configurator
ABMでデバイス確認
- ABMポータル(https://business.apple.com/) にログイン
- 「デバイス」セクションを開く
- 登録されたiPadが表示されることを確認
Step 2: Jamf ProでMDMサーバートークン生成
2-1. MDM Serverトークンのダウンロード
重要: このトークンファイルは次のステップで使用するため、安全な場所に保存してください。
Step 3: ABMにMDMサーバーを追加
3-1. MDMサーバーの登録
- ABMポータルにログイン
- 左メニューから「環境設定」→「デバイス管理サービス」を選択
- 「追加」をクリック
- 以下の情報を入力:
- MDMサーバー名: 任意の名前(例: Jamf Pro)
-
ファイルをアップロード: Step 2でダウンロードした
.pemファイルを選択
- 「保存」をクリック
3-2. サーバートークンのダウンロード
Step 4: Jamf ProにABMサーバートークンをアップロード
4-1. トークンのアップロード
- Jamf Pro管理コンソールに戻る
- 設定 > グローバル > 自動デバイス登録を開く
- 「新規」をクリック
- Step 3-2でダウンロードしたサーバートークンファイルを選択
- 「アップロード」をクリック
4-2. 連携の確認
Step 5: ABMでデバイスをMDMサーバーに割り当て
5-1. デバイスの割り当て
- ABMポータルで「デバイス」セクションを開く
- 割り当てたいiPadを選択(複数選択可能)
- 「MDMサーバーを割り当てる」の「割り当てる」をクリック
5-2. 割り当ての確認
デバイス一覧で「MDMサーバー」列に、割り当てたサーバー名が表示されることを確認します。
まとめ
本記事では、以下の手順でJamf ProとABMの連携を完了しました:
✅1. iPad端末のABM登録(ADE経由)
✅2. Jamf ProからMDMサーバートークンをダウンロード
✅3. ABMにMDMサーバーを追加
✅4. ABMサーバートークンをJamf Proにアップロード
✅5. ABMでデバイスをMDMサーバーに割り当て
この設定により、Jamf Pro・Apple Business ManagerによってiPadを管理することが可能です。
頭の中の整理に少しでも役立てば幸いです!






