あらすじ

VSCode RemoteでWSLをベースにやろうとしたらここのようなエラーが起きていた。

VS Code Server for WSL closed unexpectedly. Check WSL terminal for more details

Launching C:\WINDOWS\System32\wsl.exe bash -i -c "./scripts/wslServer.sh 473af338e1bd9ad4d9853933da1cd9d5d9e07dc9 insider .vscode-remote  " in c:\Users\User\.vscode-insiders\extensions\ms-vscode-remote.remote-wsl-0.31.0

VSCode側のエラーだと思っていたのだが、wslの/mnt/cを見てみるとなにもないのでこりゃマウントできてないなということで直したところ直った

結論

私の場合は/etc/wsl.confが誤った記述になっていたので修正した。

wsl.conf

[automount]
enabled = true
root = /mnt/
options = "metadata, umask=22, fmask=11"
mountFsTab = true

をコピペして上書きすれば直ります。

私の環境ではなぜかoptions = "metadata. umask...カンマがピリオドになっているためにおかしくなっていた。

概要

1.状況の確認

マウントされていないということで、いつものdf -hTでマウント状況を確認。

$ df -hT
Filesystem     Type   Size  Used Avail Use% Mounted on
rootfs         wslfs  167G   96G   71G  58% /
none           tmpfs  167G   96G   71G  58% /dev
none           tmpfs  167G   96G   71G  58% /run
none           tmpfs  167G   96G   71G  58% /run/lock
none           tmpfs  167G   96G   71G  58% /run/shm
none           tmpfs  167G   96G   71G  58% /run/user
cgroup         tmpfs  167G   96G   71G  58% /sys/fs/cgroup

これを見ると普通にマウントされていないことがわかる。
再マウントを行うmount -aでは効果がなかったので、おそらくconfigが間違っているのであろうと推測

2.設定の確認

通常、Linuxでmountしたいときは/etc/fstabに記述をするが、WSLでは/etc/fstabにはwindowsディレクトリは書かれていない。
WSLでは/etc/wsl.confにwslの設定が書かれている。参考
（通常？初期状態では/etc/wsl.confファイルは存在していなさそうであるが、何らかの理由で作成されているときがある）

wsl.confを消してみたが変化がない
-> おそらく前回の設定を引きずるようになっている．

参考のリンクをもとに設定を修正．
修正したところ無事にマウントされるようになりましたと．