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データベースの種類について

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データベースサービスの相違点について自分なりにまとめてみました。
まだまだAWSサービスについての知識については未熟ですが、備忘録として記事にします。
もし、データベースの相違点で思い出したいときに参考までに読んでください。

データベースの種類

データベースの種類には大きく分けて二つあります。
データ間の関係性を定義して利用するリレーショナルデータベース。
データ間の関係性のないデータベース、データはKey,value型によるKVSデータを利用するNoSQL型のデータベース(非リレーショナルデータベース)です。

NoSQLのタイプ

NoSQLには下記の4つのタイプがあります。

タイプ 特徴
キーバリューストア キーに対してバリューを入れる単純な構造。データ読み込みが高速。高速なパフォーマンスと分散型拡張に優れている。
ワイドカラムストア 列指向とも呼ばれ、キーを利用するがデータはカラムに格納する。非機能データを大規模に格納するのが目的
ドキュメントデータベース JSONやXMLなどのデータを格納。複雑なデータ構造を扱うアプリで生産性高く柔軟に開発する
グラフデータベース データ同士の関係をグラフで相互に結びついた要素で構成される。RDBと比較して高速横断検索が可能。

データベース各種類について

RDB

  • 概要

業務向けのDB。基本はリレーショナルデータベース。
SQLでのデータ操作が可能。

  • アーキテクチャ

テーブル間のリレーショナルが定義されたデータモデル

  • 利用ケース

会計データなどの業務系構造化データ

オンプレ AWSサービス
MySQL、Oracleなど RDS

データウェアハウス(DWH)

  • 概要

構造化データを利用した経営分析向けデータベース。
データの読み込み、集約に特化したBIデータ分析用のデータベース。
読み込むデータ構造を予め設計して、加工してから利用文のデータを蓄積
レスポンス重視でデータ抽出・集計が早いが、更新、トランザクションは遅い。

* アーキテクチャ

データをパーティショニングして、複数ディスクから読み込む

  • 利用データ

会計データなどの業務系の構造化データの分析用に加工し、BIで利用
KPI測定・競合分析・アクセス分析など

オンプレ AWSサービス
Oracle Exadata, VERTICA,TERADATAなど Redshift

分散型DB・データレイク

  • 概要

ビッグデータやIOTデータを蓄積して高速処理を可能にするDBとストレージの組み合わせ。
データの抽出に特化。
分散してデータを保存しており、ビッグデータの高速処理向け。

  • アーキテクチャ

SQLライクなクエリ操作可能
INSERT・UPDATE・DELETEはない
トランザクションはない
データの書き込みは一括ロードまたは全件削除のみ

  • 利用データ

ビッグデータ

オンプレ AWSサービス
Impala,HDFSなど S3

KVS:キーバリュー型

  • 概要

シンプルなデータ構造にすることで高速処理を可能にしたDB

  • アーキテクチャ

強い整合性を犠牲にして、結果的な整合性を採用
分散むけデータモデル・クエリの採用
トランザクション・集計・JOINなどの不可

  • 利用データ

大規模WEBサイトのバックエンドデータ(ユーザーセッション、ユーザー属性、事前計算データのキャッシュ)
メッセージングシステムのデータ
大規模書き込みが必要なIOTセンサーデータ

オンプレ AWSサービス
radis,riak ElastiCache,DynamoDB

ワイドカラム型

  • 概要

キーに対してカラムを大規模に登録できるのがワイドカラム型
分散してシンプルなオペレーションを高速に実行できるDB
データ取得する際にデータ結合しなくても済むように、可能な限り多くのデータを同じ行に保持

  • アーキテクチャ
    結果結合性を採用
    キースペース、カラムファミリ、ロウ、カラムの入れ子構造
    SQLライクなデータ操作が可能
    データの更新は挿入による上書き

  • 利用データ

Facebook/Twitterなどのソーシャルデータの位置情報データストレージ
リアルタイム分析
データマイニング処理

オンプレ AWSサービス
HBASE,cassandra DynamoDB

ドキュメントDB

  • 概要

ドキュメント指向データベースで様々なデータ構造のドキュメントを混在して保存することができる。

  • アーキテクチャ

JSON/CMLをデータモデルに利用
小規模データの同期集計処理が可能だが、バッチは不向き
SQLライクなデータ操作が可能でKVSよりもクエリが豊富なため操作しやすい
Shardingによるデータベースの分散化

  • 利用データ

半構造化データ(XML/JSON)
大規模WEBのログ補完など
オンラインゲームデータ
カタログ管理

オンプレ AWSサービス
mongoDB,MarkLogic,CouchDB,Couchbase Amazon DocumentDB, mongoDB

インメモリデータグリッド

  • 概要

大量のデータを多数のサーバのメモリ上で分散して管理する
ミリ秒単位の高速応答処理が可能

  • アーキテクチャ

データをメモリ上に置くことで、高速なデータアクセスが実現
データを多数のサーバで分散して管理

  • 利用データ

金融の取引処理データでミリ秒以下の応答時間を実現

オンプレ AWSサービス
GEODE,ORACLE,hazelcast,Ignite,Infinispon Redis ElastiCache, Memcached ElastiChache

全検索型エンジン×分散型DB

  • 概要

全検索型のデータ検索エンジンで、分散データベースと連携して検索データベースを構築
検索条件との関係性・関連性が高いデータを抽出して返す

  • アーキテクチャ

Elasticsearchは前文検索用のライブラリ。Apach Luceneを利用したデータストア
分析の柔軟性や速度が高く、分析、蓄積・可視化環境を容易に構築可能

  • 利用データ

半構造化データ(XML/JSON)
高可用な全検索エンジン
サイト内でデータの検索
デバイス登録状況・配信状況のリアルタイム可視化などリアルタイム検索要件/検索行動の可視化

オンプレ AWSサービス
elasticsearch,kibana Elasticsearch Service

グラフDB

  • 概要

グラフ演算に特化したDBでデータ間の繋がり方を検索・可視化に利用

  • アーキテクチャ

グラフデータ構造を取るため、RDB以上にスケールアウトができない
レコード数が増えると、検索にかかる時間と難易度が増大
ACID特性が担保されていおり、オブジェクト間の関連付けを簡単に表現できる

  • 利用データ

最短経路探索
金融取引の詐欺検出
ソーシャルネットワークによるリレーション計算

オンプレ AWSサービス
neo4j Amazon Neptune

分散OLTP

  • 概要

グローバルに分散され、強制合成を揃えたデータベース

  • アーキテクチャ

リレーショナルデータベースの構造と非リレーショナルデータベーるの分散スケーラビリティを兼ね揃える
高い可用性、高性能のトランザクションと強制合成が実現

  • 利用データ

大規模な業務データ処理

オンプレ AWSサービス
Amazon aurora

まとめ

データ構造がシンプルで利用しやすい場合はNoSQLのKVS、ワイドカラム、ドキュメントDBを利用し、
複雑なDB処理が必要な場合はRDBやグラフDBを利用する。
検索に特化したい場合はElasticSearch
DWHとして利用したい場合はRedshift
データレイクとして利用する場合はS3

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