0
0

AWS NAT Gatewayメモ

Posted at

AWS NAT Gatewayは、プライベートサブネット内のリソースがインターネットにアクセスできるようにするためのネットワーキングサービスです。これにより、外部からの直接アクセスを許可することなく、インターネットへ接続できるようになります。

NAT Gatewayの主な特徴

  1. インターネットアクセスの許可:

    • プライベートサブネット内のリソース(例: EC2インスタンスなど)は、直接インターネットにアクセスできませんが、NAT Gatewayを通じてインターネットに接続し、ソフトウェアのアップデートや外部APIへのアクセスを行うことができます。
    • 外部からはプライベートサブネットのリソースにアクセスできないため、セキュリティを確保しつつインターネットアクセスが可能です。
  2. スケーラビリティ:

    • AWS NAT Gatewayは自動的にスケールします。トラフィック量が増加しても、手動でリソースを追加する必要がなく、負荷に応じてスループットが調整されます。
  3. 管理不要:

    • NAT GatewayはAWSがフルマネージドで提供するサービスです。そのため、サーバーの管理やメンテナンスを行う必要がなく、簡単にセットアップできます。
  4. 高可用性:

    • NAT Gatewayは、設置された各アベイラビリティゾーン内で自動的に冗長性が確保され、高い可用性を提供します。
  5. 料金体系:

    • 使用する帯域幅に応じた課金が発生します。また、NAT Gateway自体に稼働している時間ごとに費用が発生します。

NAT Gatewayの利用方法

  • プライベートサブネットからのアウトバウンドトラフィック:

    • プライベートサブネット内のEC2インスタンスが、パッチのダウンロードや外部サービスにアクセスする必要がある場合、インターネットゲートウェイを介さずにNAT Gatewayを通じてアクセスできます。
  • パブリックサブネットとの連携:

    • NAT Gateway自体はパブリックサブネットに配置され、プライベートサブネットからのリクエストを受け取ってインターネットにルーティングします。プライベートサブネットのルートテーブルにNAT Gatewayのエントリを追加することで、インターネットアクセスが可能になります。

利用例

  1. セキュリティの強化:

    • プライベートサブネット内のリソースはインターネットから隔離されているため、セキュリティが向上しますが、NAT Gatewayを使うことで外部へのアウトバウンド接続は可能です。
  2. システムアップデートやAPIアクセス:

    • ソフトウェアのアップデートや外部のサービスへのアクセスが必要な場合でも、インバウンドのアクセスを遮断したままインターネットに接続できます。
  3. アーキテクチャ設計:

    • プライベートサブネットを利用したアーキテクチャを設計する際に、インターネットへの接続が必要なケースでよく使われます。

NAT Gatewayを利用することで、セキュアかつ効率的にインターネットへのアウトバウンド接続を実現でき、AWS環境でのネットワーク設計が簡素化されます。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0