CloudWatch アラームの設定項目である 「アラームを実行するデータポイント」 と 「欠落データの処理」 は、アラームの判定ロジックに関係する重要な設定です。
🔹1. アラームを実行するデータポイント(Datapoints to Alarm)
CloudWatch メトリクスは、一定の間隔(例:1分ごと、5分ごと)でデータポイントを収集します。
「アラームを実行するデータポイント」は、指定した期間内でいくつのデータポイントがしきい値を超えたらアラームを発動するか を決める設定です。
例:
- 評価期間:5データポイント
- アラームを実行するデータポイント:3
👉 この場合、直近5つのデータポイントのうち3つ以上がしきい値を超えたらアラームを発報します。
一時的なスパイクによる誤検知を避ける目的でよく使われます。
🔹2. 欠落データの処理(Treat missing data)
CloudWatch がデータを受け取れない場合(例:EC2インスタンス停止中など)、データポイントが「欠落」します。
このとき、CloudWatch がその欠落データをどう扱うかを設定できます。
| 設定値 | 意味 |
|---|---|
| missing(デフォルト) | 欠落データは「無視」する。評価から除外される。 |
| breaching | 欠落データを「しきい値を超えた(異常)」とみなす。警告を優先したい場合に使用。 |
| notBreaching | 欠落データを「正常」とみなす。誤検知を避けたい場合に使用。 |
| ignore | CloudWatchが欠落データを完全に無視(アラーム状態を変更しない)。 |
💡まとめ
| 項目 | 内容 | 主な目的 |
|---|---|---|
| アラームを実行するデータポイント | 何回連続して条件を満たしたらアラームにするか | 一時的なスパイクによる誤検知防止 |
| 欠落データの処理 | データが来ないときにどう扱うか | サービス停止時の誤検知防止 or 警告優先設定 |