Jumbo Frames(ジャンボフレーム)とは、
ネットワークで送る 1つのイーサネットフレーム(パケット)の最大サイズを大きくしたもの のことです。
通常のイーサネットは MTU = 1500 バイト が上限ですが、
Jumbo Frame は MTU を 9000 バイト前後 まで拡張できます。
✔ Jumbo Frames のポイント
■ 1. 何のために使う?
大きいパケットで送れる=送受信回数が減るため、
- CPU負荷が下がる
- ネットワークの効率が良くなる
- スループットが向上する
そのため、
ストレージ転送(NFS / iSCSI / SMB3)や HPC、仮想化環境でよく使われる。
■ 2. メリット
- 大量データを高速に転送しやすい
- パケット数が減り overhead が小さくなる
- サーバ・NIC・スイッチの CPU 負荷が減る
■ 3. デメリット / 注意点
❗ 経路上の全デバイスで MTU を揃える必要
送信元 → スイッチ → ルーター → 宛先
どこか1つでも MTU が 1500 のままだと、パケットが破棄されたり断片化されます。
❗ 適切に設定しないと逆に遅くなる
ミスマッチがあると
- パケットロス
- 再送発生
- スループット低下
が起きます。
■ 4. どこで使われる?
- AWS S3 / EFS / FSx / NFS / SMB3 などストレージ系
- VMware vSphere / Hyper-V の仮想化基盤
- データセンター内のバックエンド通信
- 専用線や高スループットが必要なアプリ
■ 5. よくある MTU 値
- 標準:1500
- Jumbo:9000(一般的)
- Azure:MTU 1500固定(Jumbo不可)※一部特殊ケース除く
- AWS:Jumbo Frames(MTU 9001)サポート