はじめに
勉強したきっかけ
私は未経験からSES企業へ入社し、障害対応案件に参画していました。
受験当時は業界歴4ヶ月目。
IT業界に入ったものの、正直なところ分からないことだらけでした。
業務では当たり前のようにIT用語が飛び交います。
「聞いたことはあるけど説明できない」
「もしくはそもそも聞いたことがない」
という状態でした。
何か分からないことがあれば調べるものの、調べた先の内容も分からない。
そんな状況を何とかしたいと思い、IT知識を広く浅く学べる基本情報技術者試験の受験を決めました。
使用した教材
①イメージ&クレバー方式でよくわかる かやのき先生の基本情報技術者教室
②【特別版】令和08年 基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集(特典:「科目B アルゴリズム問題 はじめの一歩」データ配信)
③過去問道場
④サンプル問題(調べていただければ出てきます)
勉強方法
① 参考書で全体像を掴む(約20時間)
まずは『かやのき先生の基本情報技術者教室』を2周読みました。
※科目Aだけ
1週目は流し読みして、2週目はじっくり読む。
最初は分からない単語ばかりでしたが
この時は理解できなくても気にしませんでした。
大事なのは
完璧に理解することではなく、全体を一度見ること
② 過去問道場を解く(約80時間)
その後は過去問道場を中心に学習しました。
解いた問題数は約800問で、最新版から解いていきました。
※科目Aだけ
参考書だけでは、
「分かったつもり」
になりがちです。
しかし問題を解くと、
「理解したと思っていたのに解けない」
ことがたくさんあります。
そこで初めて自分の弱点に気付くことができました。
そして、ここが大事なのですが間違った問題について自分なりにアウトプットする。
私は間違った問題に関して何が間違ったのかをドキュメントにまとめていました。
自分だけの参考書を作る感覚です。
これを作ることによってアウトプットの機会が増え、知識が定着しやすくなることと、後から振り返りしやすくなります。
あと最も苦労したのは基礎理論でした。
初めて問題を見た時は、
「そもそも何を求めているのか分からない」
状態でした。
解説を読んでも理解できず、
同じ問題を何度も間違えました。
正直、
「自分には向いていないのかもしれない」
と思ったこともあります。
ですが今振り返ると、
理解力が足りなかったのではなく、単純に触れた回数が足りなかっただけでした。
何度も繰り返していると、ある日突然、
「あ、そういうことか」
と理解できる瞬間が訪れます。
これは基本情報に限らず、学習全般に共通することだと思います。
逆に得点源になったのはマネジメント系とストラテジ系でした。
技術的な内容よりもビジネス寄りの内容が多く、IT未経験でも知っている単語が比較的多かった印象です。
また、基礎理論のような計算問題よりも暗記の比重が高いため、繰り返し学習することで安定して点数を取れるようになりました。
③ 科目Bは過去問中心
ここでやっと科目Bです。
タイミングとしては、科目Aが終わった後にやるというよりかはある程度科目Aを理解してきたら取り組むようにすれば良いです。
ここで先に科目Bを解くと全然わかりません。
科目Aの知識を前提とした問題になっているのでまずは科目Aの理解度を上げてください。
科目Bも過去問中心で学習しました。
サンプル問題は後回しにして、パーフェクトラーニング過去問題集を先に解きました。
この書籍のいいところはオリジナル問題があるので、過去問を解きすぎて答えを覚えることを避けられます。
初めは1問1問理解するまで時間をかけてください。
答えがわからない時は答えを見た後にトレースを何度もしてください。
科目Bは問題文をコードとして変換する能力が一番必要なので、トレースを何度もすることが近道です。
また、アルゴリズムのパターンを覚えてください。
探索法、整列など、、、、
定番のパターンがあるのでそれも理解しておくと解くスピードが速くなります。
あと余裕があったらですが、コードはもちろん英語なので変数などでよく使用される単語の意味を覚えてください。
これを理解しておくと変数名から何をしようとしているのか推測できるようになります。
例えば、、
listhead:先頭データの参照先
prev:前のデータの参照先
curr:現在のデータの参照先
このようになぜこの変数を使用するのか、なぜこのアルゴリズムなのか深く理解するということを意識してください。
勉強法と同じぐらい大事なもの
合格できた最大の要因は「モチベーション」ではなかった
1ヶ月半で130時間勉強したと言うと、
「すごいモチベーションですね」
と言われることがあります。
ですが実際はそんなことはありません。
仕事で疲れて帰宅した日もありました。
勉強したくない日もありました。
動画を見たりゲームをしたりしたい日もありました。
それでも継続できたのは、
モチベーションではなく仕組みに頼ったからです。
私はStudyplusで勉強時間を記録し、
毎日同じ時間に勉強を始めるようにしていました。
つまり、「やる気があるから勉強する」ではなく、
「この時間だから勉強する」
という状態を作っていました。
結果として、無理なく130時間の学習時間を確保することができました。
試験本番の所感
試験本番は思ったより焦りました。
内容に関しては言えないですが、
試験本番では、
科目Aの方が想像していたより難しく感じました。
見たことのない問題もあり、少し焦りました。
しかし、勉強した内容で全然対処できる内容ではあったのでしっかり集中して解いていきました。
一方で科目Bは過去問と近い印象でした。
演習量がそのまま安心感につながり、落ち着いて解くことができました。
改めて、過去問演習は裏切らないと感じました。
合格して一番良かったこと
合格して一番良かったのは、
IT知識のキャッチアップ速度が上がったことです。
資格を取得したからといって急に技術力が上がるわけではありません。
ですが、
OS
ネットワーク
データベース
セキュリティ
といった基礎知識を学んだことで、
新しい技術を学ぶ際の理解が早くなりました。
以前は調べても意味が分からなかった内容が、
「これはネットワークの話だな」
「これはOSの知識につながるな」
と関連付けて理解できるようになりました。
私にとって基本情報は、資格取得がゴールではなく、
その後の学習を加速させるための土台だったと感じています。
これから受験する方へ
もし受験前の自分に一言伝えるなら、
「完璧を目指すな。とにかく繰り返せ」
と言いたいです。
理解できない問題があっても大丈夫です。
一度で理解しようとせず、まずは最後まで進める。
そしてまた戻ってくる。
その繰り返しの中で理解できることは想像以上に多くあります。
基本情報技術者試験は、
合格することだけが価値ではありません。
ITの全体像を学び、
今後の学習や実務の土台を作るという意味でも、
未経験エンジニアにおすすめできる資格だと思います。
私もこれから色々学んでいく途中ですが、一緒に頑張っていける仲間が増えると嬉しいです!!



