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Dayjsでタイムゾーン変換

Last updated at Posted at 2024-05-28

Dayjsを利用する際にタイムゾーンの変換について毎回調べている気がするので記載しておく。

前提としてDayjsのデフォルトタイムゾーンをJSTとしている。

import dayjs, { Dayjs } from 'dayjs';
import 'dayjs/locale/ja';
import timezone from 'dayjs/plugin/timezone';
import utc from 'dayjs/plugin/utc';

// UTCプラグインを読み込み
dayjs.extend(utc);
// timezoneプラグインを読み込み
dayjs.extend(timezone);
// 日本語化
dayjs.locale('ja');
// タイムゾーンのデフォルトをJST化
dayjs.tz.setDefault('Asia/Tokyo');

現在の日時をJSTで表現する

※現在日時 2024-05-28T22:06:53+09:00 の場合

OK

dayjs().tz().format();
// → 2024-05-28T22:06:53+09:00

dayjs().tz('Asia/Tokyo').format();
// → 2024-05-28T22:06:53+09:00

NG

ローカルタイムゾーンに依存するためJSTになるとは限らない

dayjs().format();
// → ローカルタイムゾーンに依存する

現在の日時をUTCで表現する

※現在日時 2024-05-28T22:08:35+09:00 の場合

dayjs().tz('utc').format();
// → 2024-05-28T13:08:35Z

与えたUTCの日時をJSTで表現する

与えたUTC日時が 2024-01-01 09:00:00 の場合

OK

dayjs.tz('2024-01-01 09:00:00', 'utc').tz().format();
// → 2024-01-01T18:00:00+09:00

dayjs.tz('2024-01-01 09:00:00', 'utc').tz('Asia/Tokyo').format();
// → 2024-01-01T18:00:00+09:00

NG

dayjs('2024-01-01 09:00:00').tz().format();
// → ローカルタイムゾーンに依存する

dayjs('2024-01-01 09:00:00').tz('Asia/Tokyo').format();
// → ローカルタイムゾーンに依存する

与えたUTC日時がISO8601形式の 2024-01-01T09:00:00Zの場合

(2024/05/29時点)ISO8601 形式の場合は注意が必要!
dayjs.tz(arg) にISO8601形式の引数を渡すと、タイムゾーン情報を無視してUTC日時に変換されてしまうようです。
issueにも上がっているためバグなのではないかと思います。
https://github.com/iamkun/dayjs/issues/2626

OK

dayjs('2024-01-01T09:00:00Z').tz().format();
// → 2024-01-01T18:00:00+09:00

dayjs('2024-01-01T09:00:00Z').tz('Asia/Tokyo').format();
// → 2024-01-01T18:00:00+09:00

NG

※与えた日時がUTCなので問題が発生していないように見えますが…

dayjs.tz('2024-01-01T09:00:00Z', 'utc').tz().format();
// → 2024-01-01T18:00:00+09:00

dayjs.tz('2024-01-01T09:00:00Z', 'utc').tz('Asia/Tokyo').format();
// → 2024-01-01T18:00:00+09:00

与えたJSTの日時をUTCで表現する

与えたJST日時が 2024-01-01 09:00:00 の場合

OK

dayjs.tz('2024-01-01 09:00:00').tz('utc').format();
// → 2024-01-01T00:00:00Z

dayjs.tz('2024-01-01 09:00:00', 'Asia/Tokyo').tz('utc').format();
// → 2024-01-01T00:00:00Z

NG

dayjs('2024-01-01 09:00:00').tz('utc');
// → ローカルタイムゾーンに依存する

与えたJST日時がISO8601形式の 2024-01-01T09:00:00+09:00 の場合

(2024/05/29時点)ISO8601 形式の場合は注意が必要!
dayjs.tz(arg) にISO8601形式の引数を渡すと、タイムゾーン情報を無視してUTC日時に変換されてしまうようです。
issueにも上がっているためバグなのではないかと思います。
https://github.com/iamkun/dayjs/issues/2626

OK

dayjs('2024-01-01T09:00:00+09:00').tz('utc').format();
// → 2024-01-01T00:00:00Z

NG

-18:00になってしまっている

dayjs.tz('2024-01-01T09:00:00+09:00', 'Asia/Tokyo').tz('utc').format();
// → 2023-12-31T15:00:00Z

まとめ

dayjs('2024-01-01 09:00:00')

  • タイムゾーン情報なしの文字列の場合は、ローカルタイムゾーンで扱われる(動いているマシンのタイムゾーンに依存)
  • 但しISO8601形式の文字列を与えた場合はそのタイムゾーンとして扱われる

dayjs.tz('2024-01-01 09:00:00')

  • tzの第2引数がない場合は、dayjs.tz.setDefaultで設定したデフォルトタイムゾーン扱いとなる

dayjs.tz('2024-01-01 09:00:00', 'Asia/Tokyo')

  • tzの第2引数で指定したタイムゾーン扱いとなる

dayjs.tz('2024-01-01T09:00:00Z')

  • 現時点(2024/05/29)では、UTC日時に強制的に変換されてしまうため、 dayjs('2024-01-01T09:00:00Z') を利用すると良い
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