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M5Stack CoreInk で画像表示をさせる際の事前の画像加工(ハーフトーンの利用)

Last updated at Posted at 2020-11-22

M5Stackシリーズの新デバイス「M5Stack CoreInk」と UIFlow を組み合わせた話の記事を書いていました。

●UIFlow と M5Stack CoreInk の組み合わせを早速試してみる - Qiita
 https://qiita.com/youtoy/items/5a15411a861df282f960

その中で、写真を表示させてみた事例があったのですが、単純な 2値化だと表示が微妙な感じに。

閾値調整の機能を使っても、それは変わらず(動画の冒頭部分)。

それが、事前に画像処理を行うことで、以下のように見た目が大幅改善!

図1.jpg

GIMP を使った処理

上記の写真表示の結果を見たとき、画像処理をして画像特性を変えないと綺麗な表示はされないな、と思いました。
そして、自分が入社して最初に配属された画像処理の研究グループで、先輩が研究開発をしていた中で使っていたディザ・ハーフトーンといった技術が思い浮かびました。

「Adobe Photoshop ならフィルタ処理に入ってそうだな」というのと、「Adobe Photoshop にありそうなものは GIMP にあるだろうな」ということを思い、軽くググってみると GIMP の事例の情報がヒットしました。
そこで、最新版の GIMP をインストールし、そこでハーフトーンの適用を試しました。
(フィルターの公式での名称は、日本語だと「新聞印刷」、英語だと「Newsprint」となってます)

実際に試した際の画面キャプチャの内容を以下にのせてみます。

こちらは、GIMP 2.1 でのメニューの位置。
軽くググって見つけた情報と、少し表示が違っていました(バージョンが 1.x 系か 2.x 系かというのが違ってたのかも)。

その後、プレビューが動的に変わるのでそれを見つつ設定をあれこれ変えてみて、以下の内容でいったん出力してみました。

その結果、以下のとおり、とりあえず版としては良い感じになりました。
画像を見てみると、もう少し改善の余地がありそうな気もします!

M5Flowaa.jpg

【追記】 GIMP での出力時の注意など(実機での表示のために)

1点、GIMP から画像を書き出す際の注意点が1つ。
以下のツイートに書かれた通り、GIMP の標準出力の設定だと、CoreInk上で表示できない形式となります。

エクスポートの操作の途中で、以下を注意すれば良い感じです。

  1. 「エクスポート」をクリックし、エクスポートダイアログを表示
  2. 「+詳細設定」の「+」部分をクリックして詳細設定画面を表示
  3. 「最適化」と「プログレッシブ」のチェックを外す

引用: 「GIMPを使ったJPEGベースラインに準拠 したJPEGファイルの作成例」より

上記の設定に注意して書き出しを行うと、CoreInk上で表示できます。

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