この記事は、「ProtoPedia Advent Calendar 2023」の 23日目の記事です。
今回の内容
今回の記事の内容は、ヒーローズ・リーグというイベントの「ヒーローズ・ビンゴ」に関する話を書いていこうと思います。
具体的には、そのビンゴの景品でゲットしたアイテムや、ビンゴに選んだ作品の技術方面の話を書いていこうと思います(Qiita で書く記事というのもあり、また気になる技術の話があったりもして)。
ヒーローズ・ビンゴとは?
そもそも、「ヒーローズ・ビンゴとは?」という話は、公式に分かりやすい説明がありますので、詳細はそちらをご覧ください。本当にざっくりと短く書くと、ヒーローズ・リーグというモノ作り系のコンテストの、応募作品を 9つ選んでビンゴカードを作り、そのビンゴカードにのせた作品が受賞するとビンゴカードがあいていく、という感じのものです。
●ヒーローズ・ビンゴ 2023
https://heroes-bingo.net/
●推しの作品を選んで賞品ゲット!?ヒーローズ・ビンゴ2023の遊び方 - ブログ|一般社団法人MA
https://we-are-ma.jp/blog/heroes-bingo2023/
それと、このビンゴに当選した人には、当選の生電話がかかってきたりという、楽しい要素もあります。
2023年のビンゴの景品の話
それでは、2023年のビンゴの話を書いていきます。まずは、ビンゴでいただいた景品の話です。
今年のビンゴでは、わりと早めのタイミングでビンゴして、その後のくじ引きの結果、以下をいただくことができました。
仕様
どのようなものか、公式の説明を見てみます。
●タミヤ 楽しい工作シリーズ 歩いて泳ぐアヒル工作セット | タミヤ
https://www.tamiya.com/japan/products/70257/index.html
タミヤさんは「楽しい工作シリーズ」という内容で様々な製品を出されていますが、その製品のうちの 1つのようです。
組み立てには、接着剤を使わず、はめ込みとビス止めだけで進めることができる工作セットのようです。手軽に作れて良さそうな仕様です。
また、以下を見てみると、ボディ内部でリンク機構を使って、1つのモーターで2種類の動きを生み出していたり、移動可能な環境として陸上だけでなく水上もある、などの特長があるようです。
具体的な動きについては、以下の公式動画に出てきていました。
水陸両用で使える、みたいなところは何か面白い使い道がないか考えてみたいところです。
せっかくいただいたので、そのまま利用するだけではなく、何らかの作品作りに組み込んで、活用していきたいなと思っています。
ビンゴで選んだ作品関連
最後に少し、自分がビンゴで選んでいた作品の、技術関連の話も少し書いてみます。
2023年のビンゴ
上で掲載した、自分の 2023年のビンゴは、以下のとおりです。
●ビンゴ
https://heroes-bingo.net/hl2023/BNG30004/bingo?mode=bingo
選んだ作品
そして、ビンゴで選んだ作品 9つも掲載してみます。
●ハルモニア,"HAL-monia" | ProtoPedia
https://protopedia.net/prototype/4445
●食券機型電子楽器 "ShockAndKeys" | ProtoPedia
https://protopedia.net/prototype/4918
●スタックサン | ProtoPedia
https://protopedia.net/prototype/4058
●Type-C 危機一発 | ProtoPedia
https://protopedia.net/prototype/3877
●Uzurium | ProtoPedia
https://protopedia.net/prototype/3719
●リアル塊魂 | ProtoPedia
https://protopedia.net/prototype/4836
●AIスタックチャンを作った。 | ProtoPedia
https://protopedia.net/prototype/4052
●みちびきライト | ProtoPedia
https://protopedia.net/prototype/4662
●M5月齢ドーナツ / M5月相甜甜圈 | ProtoPedia
https://protopedia.net/prototype/4236
選んだ作品の技術面の話をざっくりと
上にあげた作品について、技術系の方面の話も軽く書いてみようと思います。
自分が気になったところをピックアップしたりなどするので、偏った説明になるかもです。
ハルモニア,"HAL-monia"
こちらは、六脚のロボットです。
技術要素は、ProtoPedia というページの説明に盛り沢山で書かれています。
個人的には、多脚の部分の作りや筐体の構成など、ハードウェアまわりのところが気になったりするところでした。ProtoPedia のページに写真もたくさん掲載されています。
食券機型電子楽器
次は、食券機を電子楽器にしたというユニークな作品です。
NT東京というモノ作り系の展示イベントに出展もされていた作品で、そのイベントでは体験もさせていただきました。
個人的には、ボタンを押した時に鳴る音のセットを、どう用意したかが気になったポイントでした。それについては、作者ご本人から聞き「アルペジエーター」などを使ったりしている、という情報をもらいました。
そのアルペジエーターについて気になって、JavaScript で扱えないかなと思ったりもして、以下の記事に書いた内容を調べてみたりもしました。
●アルペジエーターを JavaScript で扱えそうな方法を調べてみる【完走賞ゲット-7】 #JavaScript - Qiita
https://qiita.com/youtoy/items/7e9acd0bb9016b067a76
スタックサン
こちらは、以下の構成で作られた作品です。
Protopedia に掲載されている紹介ムービーを見ていただくのが分かりやすいです。
個人的には、しゃべった声をリアルタイムに変更するボイスチェンジャーの仕組みの部分が気になったりしました。こちらも、上で名前を出した NT東京というイベントに出ていて、そこで直接見たりもできました(さらに、自分が出展していた作品を体験いただいたりも)。
Type-C 危機一発
USB Type-C のケーブルを使い、某有名なゲームを遊ぶというユニークな作品です。充電しかできないケーブルと、データ通信もできるケーブルが混じっている中で、それを使って遊びます。
個人的には、充電しかできないケーブルと、データ通信もできるケーブルを判別する仕組みの部分が気になりました。
Uzurium
以下の写真のように綺麗な見た目の、渦を発生させる仕組みが入った作品です。
個人的には、瓶の外で DCモータを使って磁石を回し、瓶の中の回転部分へそれを伝えて渦を発生させるという仕組みが面白いと思いました。また、ESP-NOW によるリアルタイムな無線通信で、協調制御もできたりするようです。
リアル塊魂
某有名ゲームを、バランスボールを使った大きなコントローラーで遊べるという楽しい作品です。
個人的には、ボールを回す部分を作った以下の部品ところと、そこでボールの回転をとらえる仕組みの部分が気になったところでした。
ボールの回転をとる部分は、マウスを活用されているとのことでした。
AIスタックチャンを作った。
スマートスピーカーのようにウェイクワードで起動して、音声で会話できる小型ロボットです。
個人的には、ProtoPedia のページに書かれている音声認識・音声合成・対話を処理をする部分の、それぞれで使われている APIなどの組み合わせが気になったところでした。
みちびきライト
こちらは、夜道を照らしながら目的地の方向を教えてくれる懐中電灯型デバイスです。
個人的には、ライトで照らした光の中に情報が出力される部分のまわり(デバイスの構成や、デバイスの傾きが表示内容に影響を与える部分など)や、デバイスのガワを作る部分の構成が気になりました。
こちらもモノ作り系のイベントで実物も見せてもらったのですが、ガワの部分は 3Dプリンタで出力した部品で作っていて、それを組み立てる時に部品同士をくっつける部分では、部品自体にくっつけるための部分を設計して作られていました(ネジ止めをしたりではなく、部品自体にネジ穴などがある構成など)。
M5月齢ドーナツ / M5月相甜甜圈
こちらは、ミニドーナツに対して指定した月齢の形のデコレーションをする装置です。
個人的には、ミニドーナツにデコレーションをほどこす部分で、カバーを特定の位置にかけるような形にして、その上からパウダーシュガーをかけるというやり方と、それを実現する部品の構成の部分などが気になった点でした。
おわりに
今回、ヒーローズ・リーグ2023 のヒーローズ・ビンゴでゲットした景品の仕様を見てみました。
また、そのビンゴに選んだ作品の技術方面の話を、自分が気になった点をピックアップするような形で、少し書いてみたりしました。
ヒーローズ・リーグやヒーローズ・ビンゴは、とても楽しいイベント・企画なので、また来年も関わっていければと思っています。
余談:過去にビンゴでゲットしたアイテム
今回は、2023年のヒーローズ・ビンゴでゲットした景品の話でしたが、過去にもビンゴで景品をゲットできていました。これまではどんなものをゲットできていたかというのを、最後に掲載してみようと思います。