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VS Code で「Sequential Thinking MCP Server」を使う(GitHub Copilot agent mode で利用)

Last updated at Posted at 2025-04-16

はじめに

最近、VS Code・Claude for Desktop から「modelcontextprotocol/servers/src」にある MCPサーバーの 1つを試してみたり、自作のシンプルな MCPサーバーを作って VS Code・Claude for Desktop から呼んでみたり、というのをやってみていました。

今回の内容

今回は、以下でもやっていた VS Code + GitHub Copilot agent mode +「modelcontextprotocol/servers/src」にある MCPサーバーの組み合わせです。

●VS Code の設定から MCPサーバーを追加して GitHub Copilot agent mode で利用してみる(安定版でも利用可能に) - Qiita
 https://qiita.com/youtoy/items/adfeedeedf1309f194ce

上記では、「Filesystem MCP Server」を使っていましたが、今回は以下の「Sequential Thinking MCP Server」を試してみることにしました。

●servers/src/sequentialthinking at main · modelcontextprotocol/servers
 https://github.com/modelcontextprotocol/servers/tree/main/src/sequentialthinking

さっそく試していく

さっそく試していきます。

環境の準備

前の記事に書いていた、環境の準備を行っておきます。具体的には以下の内容です。

  • setting.json に設定を書く
  • MCPサーバーを起動する

詳細は、前の記事の「MCP関連の設定」の部分をご参照ください。

今回の設定内容

setting.json に書く設定について、少し補足します。

今回の「Sequential Thinking MCP Server」公式の設定のサンプル(npx を使う場合)は、以下のとおりです。

{
  "mcpServers": {
    "sequential-thinking": {
      "command": "npx",
      "args": [
        "-y",
        "@modelcontextprotocol/server-sequential-thinking"
      ]
    }
  }
}

今回は VS Code で使うので、冒頭部分の記載内容が少しだけ変わります。

{
  "mcp": {
    "servers": {
      "sequential-thinking": {
        "command": "npx",
        "args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-sequential-thinking"]
      }
    }
  }
}

これを VS Code に設定して、その後に「Sequential Thinking MCP Server」を起動しました。

動作確認1(GPT-4o)

あとは、GitHub Copilot のエージェントモードで、明示的にツールを使う指示をまぜたプロンプトを実行します。モデルは、デフォルトの「GPT-4o」で試しました。

依頼内容は、Sequential Thinking を使うほどのものではない以下の内容で試しました。Sequential Thinking MCP Server を使った処理の単純な動作確認を手っ取り早く行いたかったので、適した依頼内容を思いつく前に思いつきで実行してしまいました。

【プロンプト】
sequential-thinking で、p5.jsでグローエフェクトを実現する方法

そして、今回のセッション中では、Sequential Thinking をこちらの許可なく実行できるようにしました。

処理の内容・結果

以下は、処理結果です。

Sequential Thinking は行われたのですが、生成されたコードは普通に依頼を出しても生成してくれそうなコードでしたw

image.png

上記の 3回目の部分で出力されたコードと、実行結果は以下のとおりです。
(以下は、p5.js Web Editor での実行結果です)

image.png

動作確認2(Claude 3.7 Sonnet)

今度は Claude 3.7 Sonnet を選んで、同じプロンプトで試してみました。

image.png

処理の内容・結果

今度はステップ数が増えて、途中、コードの出力を含むものが何度か混じる感じでした。以下は、その抜粋です。

image.png

image.png

image.png

最終的に、以下に書かれた 3種類の実装方法でのコードが出力され、さらにインタラクティブにするための方法が出力されました。

image.png

ちなみに、コードを実行してみたところ 3つのうち 2つは、きちんとしたグローエフェクトにはなっていないものでした。 ← 1回しか試してないので、偶然そうなっただけ、という可能性もありますが

ひとまず、「先ほどより多くのステップ数をふんで、先ほどより多くのパターンを出力する」という違いのある結果は得ることができました。

おわりに

VS Code で「Sequential Thinking MCP Server」を、とりあえずの内容で試してみました。

複数ステップの処理が行われることは確認できましたが、依頼内容があまり Sequential Thinking を活かしきれなそうな内容だったので、また別の内容・他のモデルでも試してみられればと思います。

あと、「modelcontextprotocol/servers/src」にある MCPサーバーで「Fetch MCP Server」など、さらに他のものを試してみたり、複数の MCPサーバーを組み合わせた内容なども試せればと思っています。

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