この記事執筆時点での、UIFlow のバージョン 1系と 2系のそれぞれの状況を確認してみようと思い、そのために M5Burner で提供されているファームウェアベースでの確認を行ってみた、という記事です。
※ 以下、1系は単に UIFlow、2系は UIFlow 2.0 と記載します
M5Burner
M5Stack のデバイスで使う、UIFlow用のファームウェアの書き込みができるアプリとして「M5Burner」があります。
記事執筆時点で、Mac版を起動すると以下の画面が表示されます。
画面の左のメニューでデバイスの区分けがされていて、そのメニューのどれかを選ぶと、画面の右側に公式・サードパーティーのファームウェアが表示されます。
全て見ていくと数が多いので、適当に選択対象をピックアップしながら見てみます。
CORE・CORE2
まずは、メニューの上2つです。
CORE
CORE の上のほうを見てみると、上から 5つは以下の内容が並んでいます。
- UIFlow2.0 Fire
- UIFlow2.0
- UIFlow
- UIFlow_Fire
- UIFlow_M5GO
UIFlow2.0 Fire を見てみると、v2.0.1 と Alpha-29 の 2つのバージョンが選択できます。
その下の UIFlow2.0 のところは、2つのバージョンのそれぞれで「4MB」「16MB」という選択肢がさらにあります。
以下のポストなどにも書かれていますが「デバイスによって/同じデバイスでも発売時期によって」、違いがあるようです。
さらにその下の「UIFlow」「UIFlow_Fire」という項目では、直近の v1.13.2 や過去の複数のバージョンのものなどが選べます。UIFlow_M5GO については、v1.10.6.1 と v1.10.6 とかなり前のバージョンが限定的に提供されている形です。
CORE2
CORE2 のところは、上から 3つを見ると以下が並んでいます。
- UIFlow2.0
- UIFlow_Core2
- UIFlow_Tough
UIFlow2.0 のところは、vv2.0.1 は TOUGH と CORE2 に分かれ、その前の Alpha-29 は 1種類という構成です。
「UIFlow_Core2」「UIFlow_Tough」のところは、v1.13.2 や過去の複数のバージョンという構成です。
CORE3
CORE3 のところを見てみます。
M5Stack CoreS3 は、UIFlow2.0 が一番上にあり、その中は v2.0.1 と Alpha-29 があります。
STICKC
STICKC は、上から 5つが以下となっています。
- UIFlow2.0 StickC Plus
- UIFlow2.0 StickC Plus2
- UIFlow_StickC
- UIFlow_StickC_Plus
- UIFlow_StickC_Plus2
旧バージョンの UIFlow は、「M5StickC Plus2」「M5StickC Plus」「M5StickC」用の 3種があり(バージョンは v1.13.2 や過去の複数のバージョン)、UIFlow 2.0用のほうは、「M5StickC Plus2」「M5StickC Plus」用の 2種(バージョンは v2.0.1 と Alpha-29)があります。
おそらく、今から新しく入手しようとすると「M5StickC Plus2」がメインになってくると思われますので、UIFlow の新旧両方のファームウェアが利用できる状況になる感じかと思います。
ATOM・ATOMS3
次はATOM系です。
ATOM
ATOM のところは、上から 4つは以下があります。
- UIFlow_Matrix
- UIFlow_Lite
- UIFlow_AtomU
- UIFlow_AtomDisplay
どれも バージョンは v1.13.2 や過去の複数のバージョンを選択できる、という構成です。
ATOMS3
ATOMS3 はファームのバージョンは v2.0.1 と Alpha-29 という構成ですが、それがさらに「ATOMS3」「ATOMS3U」「ATOMS3-LITE」に分かれています。
ATOMS3・ATOMS3 Lite・AtomS3U のそれぞれに対応しているようです。
電子ペーパー系
あとは電子ペーパー系のデバイスも見てみます
PAPER
M5Paper用は、UIFlow用のファームウェアのみのようでした(バージョンは v1.13.2 や過去の複数のバージョンという構成)。
COREINK
次は COREINK という項目の、M5Stack CoreInk用のものです。
UIFlow2.0 と UIFlow があり、UIFlow2.0 はアルファ版はなく v2.0.1 のみのようです。UIFlow用のものは v1.13.2 や過去の複数のバージョンという構成でした。
おわりに
M5Burner の上のほうから、ピックアップして見ていきました。
UIFlow・UIFlow2.0 の両対応のものもあれば、片方のみ対応というものもあり、という状況でした。