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Protokolアプリを使って MIDIデバイス(3種類)の入力をモニタリングしてみる

Last updated at Posted at 2023-01-29

この記事は、以下の記事の中でも用いたアプリ「Protokol」に関する内容です。

●mocopi のセンサーデータを「VRChat(OSC)」の送信フォーマットで PC に送ってサクッとモニタリング(Protokol アプリを利用) - Qiita
 https://qiita.com/youtoy/items/c2cd8c3464fa4edda810

上記の記事の中では、Protokol を用いて OSC のモニタリングをしていました。その際に、Protokol の上部メニューに「MIDI」・「GAMEPAD」というタブがあったのを見かけていて気になったため、そのうちの 1つを試してみたという流れです。

今回利用する MIDIデバイス

今回、Protokol と組み合わせて利用するデバイスは、以下の 3つです。

Protokol で MIDIデバイスの入力を見てみる

それでは、Protokol を使って MIDIデバイスの入力をモニタリングしてみます。
アプリ起動後の使い方については、アプリの MIDIタブを選んでから、そのタブ直下の「Enabled」というボタンを押すだけで良さそうです。

FS-1-WL

まずは、FS-1-WL の入力を見てみます。

このデバイスにボタンが 3つあるので、それらを左にあるものから準備に 1回ずつ押してみます。その結果、得られた内容は以下のとおりです。

FS-1-WL の仕様(以下の画像の内容)にあるとおりの MIDI CC ナンバーで出力できているのが確認できました(TYPE は「CONTROLCHANGE」)。

FS-1-WLのMIDIの仕様

また、ボタンを押した時と離した時で、「DATA2」の部分で「127 ⇒ 0」という値が得られるようです(それと、同じ値が「USB-MIDI」と「Bluetooth」で二重に得られているようですが、そこの仕様はまだよく分かってないです...)。

nanoPAD2

次に nanoPAD2 です。
nanoPAD2 の X-Yパッド(デバイス左側のタッチパッド)の操作と、トリガー・パッド(デバイス右側の 16個あるパッド)を、順番に操作してみます。

ちなみに nanoPAD2 の仕様は、以下のリンク先のドキュメントで見られます。

●ダウンロード | nanoPAD2 | KORG (Japan)
 https://www.korg.com/jp/support/download/product/0/158/

X-Yパッド

X-Yパッドに触れて、指をパッドの上下方向に動かしてみたりしました。その際に得られたデータは、以下の通りです。

X-Yパッド:nanoPAD2

得られた結果から、以下のようなデータが得られるようでした(※デバイスで切り替えができるモードにもよるようですが)。

  • X方向の操作: DATA1=1、DATA2=位置によって変わる値(0 から 127 の値)
  • Y方向の操作: DATA1=2、DATA2=位置によって変わる値(0 から 127 の値)
  • 指を離した時: DATA1=16、DATA2=0

※ 上記全ての TYPE は「CONTROLCHANGE」

トリガー・パッド

トリガー・パッドも試してみました。そして、得られたデータは以下のとおりです。

トリガー・パッド:nanoPAD2

TYPE の部分は、これまでと異なり「NOTE_ON/NOTE_OFF」となっています。
そして、DATA1 は押したパッドに対応した数字、DATA2 はベロシティの値になるようです。

nanoKONTROL2

最後は、「nanoKONTROL2」です。
デバイスの 8チャンネル分ある「ノブ・フェーダー・3つのスイッチ」を操作してみます。

ちなみに仕様は、以下のリンク先のドキュメントで見られます。

●ダウンロード | nanoKONTROL2 | KORG (Japan)
 https://www.korg.com/jp/support/download/product/0/159/#software

また、過去に書いた以下の記事でも、このデバイスに関する情報を書いています。

●p5.js Web Editor上で「Web MIDI API」を使って USB MIDIコントローラー(nanoKONTROL2)の入力を JavaScript で処理する - Qiita
 https://qiita.com/youtoy/items/3abc6be12d9729157189

ノブ・フェーダー・スイッチを試す

以下は、一番左のチャンネルのノブ・フェーダー・スイッチを操作してみた時のものです。

nanoKONTROL2で得られたデータ

TYPE は 3つとも全て共通で、「CONTROLCHANGE」です。
そして、DATA1 はノブ・フェーダー・スイッチに割り当てられた番号、DATA2 は次の値になっていました。
ノブ・フェーダーは、操作量に応じた「0〜127」の値、スイッチは、「押した時:127、離した時:0」という値です。

おわりに

今回、Protokolアプリを使うことで、3種類のデバイス(FS-1-WL・nanoPAD2・nanoKONTROL2)の MIDI の情報を、簡単に可視化することができました。

Protokolアプリについて、まだ試せてない「GAMEPAD」も試せればと思います。

【追記】 公式での「MIDI Tab」に関する説明ページ

Protokol の公式ページで、MIDI Tab に関するページがあったのでメモ。

●Interface · MIDI Tab · Protokol | hexler.net
 https://hexler.net/protokol/manual/interface-midi-tab

モニタできるイベント・メッセージの一覧などが掲載されていました。
MIDI Tab

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