3
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

VS Code で新規プロファイルを作ってから「Cline」「Roo Code(旧 Roo Cline)」を試す環境を用意してみる【その1】

Last updated at Posted at 2025-04-07

はじめに

情報だけは追っていたものの試すのは保留し続けていた「Cline」「Roo Code(旧 Roo Cline)」を、そろそろ試してみようと思って準備した話です。

あとは、記事執筆時点で指定可能なモデルや、公式ドキュメントで書かれている内容など、自分用にメモしておきたい内容のまとめの意味もあります。

プロファイル関連の話

VS Code で「Cline」「Roo Code」を試すのに、まずは現状の環境と切り分けて試してみようと思いました。そのために、デフォルトのプロファイルと分離した新規プロファイル作って、環境を作った部分の話になります。

導入してみるもの

今回、VS Code で真っ新なプロファイルを作り、そこに導入してみるのは以下 2つとしました。

●GitHub - cline/cline: Autonomous coding agent right in your IDE, capable of creating/editing files, executing commands, using the browser, and more with your permission every step of the way.
 https://github.com/cline/cline

image.png

●GitHub - RooVetGit/Roo-Code: Roo Code (prev. Roo Cline) gives you a whole dev team of AI agents in your code editor.
 https://github.com/RooVetGit/Roo-Code

image.png

これらを拡張機能として導入して、特定の APIプロバイダーの利用可能なモデルを見てみる、というくらいの内容を進めてみます。また、それと合わせて公式ドキュメントの Getting Started なども見てみようと思います。

候補選定で参照した情報

今回、作った環境に導入してみるものを選ぶにあたり、直近の Cline・Cline の派生版に関する記事を調べてみました。

ざっくりと見ていって、例えば以下の記事などが自分が気になった記事でした。
その中で「Cline」「Roo Code」をよく見かけたので、それら 2つを候補としました。

環境を作る

それでは、環境を作ってみます。

プロファイル関連

まずは、VS Code のプロファイルに関する内容です。

プロファイルの追加

画面左下の設定から「プロファイル」を選びます。

image.png

「新しいプロファイル」を選びます。

image.png

新しいプロファイルに名前をつけ、画面下の「作成」ボタンを押します(ここでは、プロファイル名は「テスト01」としました)。

image.png

とりあえず、設定はデフォルトのままで作成しています。

プロファイルの切り替え

プロファイルを作成した後は、画面左下の設定の「プロファイル」から、プロファイルの切り替えられるようになります。

image.png

また、コマンドパレットから別プロファイルを開いたり、プロファイルを切り替えたりすることもできます。

image.png

拡張機能の追加

デフォルトの状態

作成したばかりのプロファイルを開き、拡張機能のメニューを開いてみます。

image.png

デフォルトでは言語パックのみインストールされていました。

「Cline」「Roo Code」を導入

ここで、「Cline」「Roo Code」を追加します。

エディタ上で検索して追加したり、以下から追加したりします。

●Cline - Visual Studio Marketplace
 https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=saoudrizwan.claude-dev

●Roo Code (prev. Roo Cline) - Visual Studio Marketplace
 https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=RooVeterinaryInc.roo-cline

今回は、VS Code のプロファイルを切り替えた後に、上記のリンクからインストールしました。インストール後の状態は、以下のとおりです。

image.png

「Cline」「Roo Code」を導入した直後の状態

「Cline」「Roo Code」を導入した後、左メニューのアイコンを選ぶとそれぞれの初期設定を行える画面が出てきました。

image.png

image.png

拡張機能の設定1: APIプロバイダー

「Cline」「Roo Code」のそれぞれで、とりあえず APIキーを設定する場合の設定を見てみます。まずは APIプロバイダーです。

Cline

Cline のほうは、記事執筆時点での APIプロバイダーのリストは、以下が提示されます。

image.png

image.png

個人的には、気になったものは以下でした。

  • Cline
  • Anthropic
  • OpenAI Compatible
  • Google Gemini
  • OpenAI
  • VS Code LM API
  • LM Studio
  • Ollama

自分が M4 Mac mini でちょこちょこ触ってみているローカルLLM が使えるもの(上で書いたものだと LM Studio、Ollama に、あと OpenAI Compatible も?)も選択肢に入っているので、そのあたりも気になりました。

Roo Code

Roo Code のほうだと、以下のとおりでした。

image.png

image.png

先ほど、気になるものとしてピックアップしていたもので、Cline 以外の以下は共通しているようです。

  • Anthropic
  • Google Gemini
  • LM Studio
  • Ollama
  • OpenAI
  • OpenAI Compatible
  • VS Code LM API

拡張機能の設定2: モデル

「Cline」「Roo Code」のそれぞれの APIプロバイダーの設定を見てみましたが、その中でいくつかモデルも見てみます。

Google Gemini

Google Gemini を見てみます。

Cline のほうは、この時点ではモデルの選択肢が特に表示されない状況でした。

image.png

何らか初期設定をして、その後の画面で見てみると以下が表示されました。

image.png

Roo Code のほうは以下のとおりです。

image.png

「Cline」も「Roo Code」も、例えば「Gemini 2.5 Pro」に関して experimental も preview も両方選べるようでした(記事執筆時点)。

OpenAI

OpenAI について見てみます。

Cline は以下のとおりです。

image.png

Roo Code は以下でした。

image.png

Anthropic

Anthropic も見てみます。

Cline は以下のとおりです。

image.png

Roo Code は以下でした。

image.png

公式の情報をメモ

今回、あとは公式の参照用の情報をいくつかメモして終わります。

Cline の Getting Started

こちらは、Cline公式の Getting Started のページです。

●For New Coders | Cline
 https://docs.cline.bot/getting-started/for-new-coders

未対応の手順

今のところ、上記のページで自分が未対応の部分がいくつかあり、例えば以下があります。

image.png

image.png

Cline のアカウントを作成するページは、こちらのページ⇒「 https://app.cline.bot/ 」が記載されていました。

image.png

Roo Code の Getting Started

Roo Code の Getting Started は、以下などです。

●Installing Roo Code | Roo Code Docs
 https://docs.roocode.com/getting-started/installing

●Connecting Your First AI Provider | Roo Code Docs
 https://docs.roocode.com/getting-started/connecting-api-provider

●Starting Your First Task with Roo Code | Roo Code Docs
 https://docs.roocode.com/getting-started/your-first-task

最初に試す内容として提示されているもの

別途、Cline・Roo Code のそれぞれで、最初のお試しの内容として書かれたものをやってみるところから、手をつけてみようと思います。

参考

●プロファイル機能の使い勝手を改善した「Visual Studio Code」v1.76がリリース - 窓の杜
 https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1482841.html

●VSCodeのProfile機能で開発環境を切り替えていく方法
 https://monomonotech.jp/kurage/memo/m240904_vscode_profile.html

その他

気になった公式ページ

上記の手順とは直接関係ないですが、公式ページで気になったものをいくつかメモしておきます。

Cline関連

●Our Favorite Tech Stack | Cline
 https://docs.cline.bot/getting-started/our-favorite-tech-stack

●Context Management | Cline
 https://docs.cline.bot/getting-started/understanding-context-management

●Cline Tools Guide | Cline
 https://docs.cline.bot/exploring-clines-tools/cline-tools-guide

●Prompt Engineering Guide | Cline
 https://docs.cline.bot/improving-your-prompting-skills/prompting

※ ローカルLLM関連
●Read Me First | Cline
 https://docs.cline.bot/running-models-locally/read-me-first

余談: 保留していた期間

今回の話題に関する内容を、どれくらい保留していたか気になって、X でポストしていたものを少し見てみました。

IDE提供されているもの

X のポストで名前を出しているところだと、GitHub Copilot の Copilot Edits を試した話のポストのコメントで、IDE として提供されている「Cursor」の名前を出していたようでした(※ 情報を追いかけていた中で、Cursor と同様の IDE提供されているもので、Windsurf も見かけて気になっていたりもしました)。

VS Code の拡張機能で提供されているもの

そして Cursor などの情報を追っている中で、VS Code拡張で提供されている Cline も見かけたり、その派生版も見かけて気になったりという状況でした。

しかし、AIエージェント系は最近 GitHub Copilot の Agent mode に手をつけるまで、情報を追いかけているだけという状況でした。

3
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?