この記事は、以下の写真にうつっている「micro:bit で扱えるロボットカー」の「micro:Maqueenシリーズ」に関する話です。
自分の場合は、以下から購入しました。
●micro: Maqueen Lite - micro:bit Robot Platform — スイッチサイエンス
https://www.switch-science.com/products/4969
●micro: Maqueen Plus V2 — スイッチサイエンス
https://www.switch-science.com/products/8003
正確には、micro:Maqueen Lite のほうは、以下よりも古いバージョンの時のもの = 名前が「Micro: Maqueen micro:bit Robot Platform」だった時のものを買っています。
micro: Maqueen Plus V2 のほうを、まだあまり活用できてない状況だったのもあり、今までいろいろ使ってきた micro: Maqueen Lite をベースに機能を見ていこうと思ったのが、この記事を書いた動機です。
2つの micro:Maqueen
2つの micro:Maqueen の仕様で、違いがある内容をいくつか書き出してみます。
micro:Maqueen Plus V2 | Micro: Maqueen micro:bit Robot Platform | |
---|---|---|
サイズ | 136 x h 65 mm | 81 x 85 x 44 mm |
電池 | 単三電池 4本 | 単四電池 3本 |
LEDライトのサイズ | 大 | 中 |
ライントラッキング用センサー | 5つ | 2つ |
他にも違いがありますが、特定のものだけピックアップしてみました。
基本的には、本体や LED などの一部のパーツが大型化しています。
そして、電池は本数も使う電池の種類も変わっています。
ライトラッキング用のセンサーは、個数が倍以上違っています。
その他に上では書いてないですが、「micro:Maqueen Plus V2」は別デバイスとの連携が色々便利に行えるようになっています。
MakeCode での拡張ブロックを比べてみる
micro:bit を使う際、メジャーなプログラミング環境として「MakeCode」があります。
そこで「micro:Maqueenシリーズ」を使う場合、「拡張機能」を読みこんで使うことになります。
今回の「micro:Maqueen Plus V2」と「Micro: Maqueen micro:bit Robot Platform」を使う場合は、それぞれ異なる拡張機能を読みこむ形です。
具体的に MakeCode の画面で示すと、以下のとおりです。
公式の Wiki
以下に、micro:Maqueen の使い方に関する情報が並んだページや、公式の Wiki へのリンクを掲載しておきます。
●micro: Maqueen
https://edu.dfrobot.com/tag-497.html
●micro: Maqueen micro:bit Educational Programming Robot Platform WIKI
https://wiki.dfrobot.com/micro_Maqueen_for_micro_bit_SKU_ROB0148-EN
次に、「micro:Maqueen Plus V2」と「Micro:Maqueen micro:bit Robot Platform」の違いを軽く見てみます。
「Micro:Maqueen micro:bit Robot Platform」で使う拡張ブロック
まずは maqueen という名前のほうの拡張機能を見てみます。
以下のように、「超音波センサー」「タイヤを動かすモーター」「単色LED」「ラインセンサー」「赤外線モジュール」を扱うためのブロックがあります。
「micro:Maqueen Plus V2」で使う拡張ブロック
次に maqueenPlusV2 という名前のほうの拡張機能を見てみます。
まず、明らかにブロックの数が違っています。
主な違いとしては、以下を扱うブロックが追加されているようです。
- フルカラーLED(※ 旧バージョンでは、別の拡張機能を読みこんで制御する使い方だったもの)
- IO系
もちろん、旧バージョンにあった以下も一通りブロックが用意されています。
- 超音波センサー
- タイヤを動かすモーター
- 単色LED
- ラインセンサー
- 赤外線モジュール
活用方法に関する情報源
自分自身、Micro: Maqueen micro:bit Robot Platform のほうは色々使ってみて、Qiita の記事を書いたりもしました。
しかし、活用方法については「サヌキテックネット」さんのページを見ていただくのが良いかもしれません。
●micro:bit【マイクロビット】プログラミング教育・フィジカルコンピューティングにおすすめの教育用小型コンピューター | micro:bit Lab.【マイクロビット】
https://sanuki-tech.net/micro-bit/
https://sanuki-tech.net/micro-bit/kit/
micro:bit の調べものをすると高確率でたどり着くサイトが(※ 少なくとも、自分の場合は)「サヌキテックネット」さんですが、「micro:Maqueenシリーズ」に関する情報も豊富です(そして記載が丁寧!)。
例えば、以下などがあります。
- micro:bit【マイクロビット】micro:Maqueen V3.0を無線操縦する
- micro:bit【マイクロビット】micro:Maqueen V3.0の超音波センサーHC-SR04を使う
- micro:bit【マイクロビット】4個のフルカラーLEDを制御する!
- NECフォーマットに準拠した赤外線リモコン micro:Maqueenをテレビ用リモコンで制御する
上3つは自分もやったことがありますが、赤外線を使った内容はできてなかったりするので、試してみたいところです。
自分が書いた記事
以下、自分が過去に書いた Qiita の記事も紹介してみます。
- 【Scratch 2019】Scratch と micro:Maqueen を連携させる(2019/12/19)
- 独自拡張版 Scratch で Teachable Machine拡張を使った音(異なる音階)でのロボットカー操作
- 【micro:bit 2020】 新バージョンの micro:bit(v2)で micro:Maqueen、micro:bit用GROVEシールド v2.0、Scratch連系を試す!
上記では、MakeCode 以外のものも使っています。
具体的には、Scratch 3.0 をベースの独自拡張機能が組み込まれた「Microbit More」「Stretch3(ストレッチスリー)」を使っているものもあります。
おわりに
今回、micro:bit で扱えるロボットカーの「micro:Maqueen Plus V2」と「Micro:Maqueen micro:bit Robot Platform」に関する内容を書きました。
それらの仕様の違いの一部をピックアップしつつ、他に MakeCode で扱う時の拡張機能の違いを見たりもしました。
「micro:Maqueen Plus V2」は、他デバイスとの連携も色々やりやすくなっているところがあり、それは今回の記事で扱えていません。
そのあたりは、別途、試していければと思っています。
余談
記事の中で紹介したサイト「サヌキテックネット」さんは、micro:bit に関する丁寧な記事を大量に掲載されてるので、「micro:Maqueenシリーズ」以外の話でも micro:bit を使っている方にオススメです!
●micro:bit【マイクロビット】プログラミング教育・フィジカルコンピューティングにおすすめの教育用小型コンピューター | micro:bit Lab.【マイクロビット】
https://sanuki-tech.net/micro-bit/
余談2
他に DFRobot の公式のページを見ると、micro:Maqueenシリーズ以外のものも含め、面白い情報が色々ありそうです。
●DFRobot Education- online resources for STEM and maker education
https://edu.dfrobot.com/