はじめに
昨年、話題になっていた「iPadOS 17 での UVCサポート」に関して、軽く試してみて記事を書きました。
これまでは自分の個人所有の iPhone・iPad が、UVCサポート非対応のデバイスのみだったため、この UVCサポートは試せていない状況が続いていました。
しかし最近、UVCサポートに対応した iPad(第10世代)を買ったので、今さらながら iPadOS 17 の UVCサポートを試してみました。
試した時の様子
まずは、実際に試してみた時の様子を掲載してみます。
上記では、iPad にビデオキャプチャデバイスを接続し、そのビデオキャプチャデバイスの入力が iPad側で認識・表示されることを確認しました。
その確認には、Safari で開いた「とある Webサイト(※ 後で補足)」を使っています。
ビデオキャプチャデバイスに HDMIケーブルをつないでないので、カラーバーが表示されている状態になっていますが、ページ右あたりを見ると「USB Video」という選択肢を選べているのが分かります。
ちなみに、このページはマイクを選ぶプルダウンメニューもあるのですが、そこでは「USB Digital Audio」を選択できるようになっています。
ちなみに、ビデオキャプチャデバイスが接続されてない時の、選択可能なカメラは以下の 3つになります(全て、iPad内蔵のカメラです)。
お試しで使ったサイト
上で、「とある Webサイト」と書いていたページについて補足します。
その Webサイトは、以下の WebRTC samples に掲載されているサンプルの中の 1つです。
●WebRTC samples
https://webrtc.github.io/samples/
具体的には、「Devices」カテゴリの中にある「Choose camera, microphone and speaker」で、MediaDevices.getUserMedia()を使った処理を試せるサンプルです。
そのサンプルの URL は以下です。
●Select audio and video sources
https://webrtc.github.io/samples/src/content/devices/input-output/
このサンプルは、PC で MediaDevices.getUserMedia() の挙動を確認する際にも便利なサイトです。
余談: UVC対応アプリ
今回は、ビデオキャプチャデバイスの入力を Safari上で確認しましたが、UVC対応アプリもいろいろ出ていて、それを使うこともできます。
今まで Web のニュース・記事で、iPadOS 17 での UVCサポートを試した方の話を見ていくと、複数のアプリが登場しています。
また、App Store上で「UVC」というキーワードで検索してみると、以下のように複数のアプリが出てきます(※ 以下の画像は、出てきたアプリの一部のみで、さらに他のアプリも検索結果に出てきています)。
これらとの組み合わせも、別途、試せればと思っています。