1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

【p5.js 2021(2つ目)】 Leap Motion(leap.js)を p5.js Web Editor上(JavaScript)で扱う

Last updated at Posted at 2021-12-12

この記事は、2021年の p5.js のアドベントカレンダー の 14日目の記事です。

この記事の内容

この記事は、以下のツイートに出てきている「Leap Motion」を、p5.js Web Editor上で扱おう、という話です。

Leap Motion の 2021年12月版の情報

PC側のアプリ

PC側に Leap Motion を扱うためのアプリは、以前から入れていてアップデートをしている状態でした。

PC に、この Leap Motion用アプリが入っていると、以下にあるように http://127.0.0.1:6437 の WebSocketサーバーが裏で動作するようです。

JavaScriptライブラリ

今回、ブラウザ上の JavaScript で扱うという方向で、最新の状況を確認してみました。
(Unity向けとかは、わりとアップデート情報が公式からアナウンスされてるのですが、JavaScript周りはその辺りが出てない気がしていたので)

そうすると、以下の公式のライブラリの更新が今年時点でも行われている、というのが確認できました(ページ内のリンク切れの情報があったりもしつつ...)。

●leapmotion/leapjs: JavaScript client for the Leap Motion Controller
 https://github.com/leapmotion/leapjs

バージョン 1.1.1 というのが、2021年の12月時点での、最新バージョンのようです。

CDN

CDN からライブラリを読み込めるかググって探してみたところ、jsDelivr のものが最新版を読み込めるようになっていました。
別の CDN だと、バージョン 1.1.1 よりも古いものが出ていたりした感じでした。

●leapjs CDN by jsDelivr - A CDN for npm and GitHub
 https://www.jsdelivr.com/package/npm/leapjs

簡単なサンプル

とりあえず動作確認をしたい、という場合は、以下を動かすと良いようです。
見た感じ、センサーからの情報取得をループでまわし、得られた情報の中から認識できた手の数をログ出力、というもののようです。

leap.jsのプログラム例

まずは、p5.js Web Editor上で、この検出できた手の数の情報がとれるかどうかを確認していきます。

p5.js Web Editor上で Leap Motion を使う

下準備

まずは p5.js Web Editor上で、上記の CDN にあるライブラリを読み込みます。
index.html の p5.js のライブラリを読み込んでいる部分の下で、leap.js を以下のように読み込みます。

<script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/leapjs@1.1.1/leap-1.1.1.min.js"></script>

この後は、JavaScript のプログラムを書いていきます。

JavaScript のプログラムを書く

それでは、sketch.js に手を加えていきます。

検出できた手の数の情報をログ出力

上で出てきていた公式ページのサンプルを、少し変えて組み込みます。

ループでセンサーからの情報を得る処理は使いつつ、ループの中での処理を、ログ出力から変数への値の格納に変えます。
そして、 draw() の中でログ出力をさせるようにしてみました。

let leapFrame;

Leap.loop(function(frame){
  leapFrame = frame;
});

function setup() {
  createCanvas(400, 400);
}

function draw() {
  background(220);

  if(leapFrame) {
    console.log(leapFrame.hands.length);    
  }
}

その結果、「0 から 2 の値(「手を検出できない/片手を検出/両手を検出」という意味)」を得ることができました。

p5.js の描画と連動させてみる

次は、p5.js の処理との組み合わせを簡単に試すことにします。

そのために、以下にある公式サンプルを見ていきます。
 ●leapjs/examples at master · leapmotion/leapjs
  https://github.com/leapmotion/leapjs/tree/master/examples
公式サンプル

その中の css-visualizer.html の一部を参考に、以下を実装してみました。

let leapFrame,
  leapFlag = false;

Leap.loop(function (frame) {
  leapFlag = true;
  leapFrame = frame;
});

function setup() {
  createCanvas(500, 500);
  frameRate(30);
}

function draw() {
  background(220);

  if (leapFlag) {
    if (leapFrame.hands.length > 0) {
      const handId = 0;
      const hand = leapFrame.hands[handId];

      const palmPosX = hand.palmPosition[0];
      const palmPosY = hand.palmPosition[2];
      const palmPosZ = hand.palmPosition[1];
      const posX = map(palmPosX, -250, 250, 0, width);
      const posY = map(palmPosY, -250, 250, 0, height);
      const posZ = map(palmPosZ, 0, 500, height, 0);

      noStroke();
      fill(100, 100, 255, 75);
      ellipse(posX, posY, 50);
      fill(100, 200, 205, 75);
      ellipse(posX, posZ, 50);
      leapFlag = false;
    }
  }
}

そして、実際に動作させてみたのが以下になります。
「手を動かす範囲をうつしつつ、ディスプレイをうつして、手がディスプレイの表示側を隠さないように」という調整がけっこう難しかったので、Leap Motion で検出可能な範囲全体では手を動かせていないです...
(あと、部屋の中はうつらないように、というのも合わせると)

無事に、xyz のそれぞれの方向への移動を、p5.js の描画につなげることができました。

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?