以下の記事でも書いた「p5.toio」の話です。
- p5.toio を使ったシンプルな p5.js のプログラム:接続中の toio の数の表示や move()、rotate() などによる走行 - Qiita
- toio をブラウザ上から簡単制御! p5.js用ライブラリの p5.toio の始め方(p5.js Web Editor上からの利用) - Qiita
内容は、p5.toio を使ったプログラムの実行中に toio のバッテリー残量を確認する、という小ネタです。
p5.toio を使った作品を那須で行われた展示イベントに出していた際、展示作品を動かしたまま、予備の toio との交換が必要そうなバッテリー残量になっていないかどうかを確認できないかと、今回の内容を試しました(※ 動作中のプログラムに手を入れず、とりあえずで確認できたらという目的)。
そして、その時にやってみた内容をメモとして記事に書いてみます。
実行する処理や手順
実際に、実行した内容や手順について説明していきます。
用いた方法は「Chrome の開発者ツールのコンソールで、バッテリー残量を表示させる」というものです。p5.toio の処理としては以下となります。
https://tetunori.github.io/p5.toio/docs/cube/classes/p5tcube#batterylevel
具体的には、以下の赤線を引いた部分が、実際に試してみた時の処理内容・表示結果です。
既に動作させていたプログラムの中身に関し、接続した toio を制御する際に用いていた変数は、前回の記事のプログラムにも書いていた gCubes
でした(また上記の状態では、3台の toio と接続済み)。
それで、開発者ツールのコンソールで、その変数 gCubes
を利用しています。
例えば gCubes[0].batteryLevel
や gCubes[1].batteryLevel
と入力して実行することで、個々のバッテリー残量を示す値をコンソール上で確認できます。
その他、 gCubes
とだけ入力して実行すると、接続済みの toio の情報を参照できます。
バッテリー残量について、1台ずつ確認するのではなく、まとめて確認する場合は、 gCubes
を使い for(c of gCubes) console.log(c.batteryLevel)
などとしても良いです。
これにより、接続済みの全ての toio に関するバッテリー残量の情報を得ることができます。