（この記事は Node.js の Advent Calendar 2025 の記事【5つ目】です）
はじめに
以下の OpenAI Agents SDK for TypeScript でローカルLLM を試した時のメモです。モデルを API経由で使えるようにするところは LM Studio を使っています。
●OpenAI Agents SDK TypeScript | OpenAI Agents SDK
https://openai.github.io/openai-agents-js/ja/
今回の記事の主題
今回の記事でメモしたかった内容は、OpenAI Agents SDK for TypeScript でローカルLLM用にアクセス先を変更するところです。
OpenAI の API用のライブラリであれば、以下の処理になるところを、OpenAI Agents SDK for TypeScript で実現する方法がどうなるかを書いてみます。
const client = new OpenAI({
baseURL: "http://【ローカルサーバーの IPアドレスなど】:1234/v1",
apiKey: "",
});
結論
今回の内容の結論は、公式情報の以下です。
●SDK の設定 | OpenAI Agents SDK
https://openai.github.io/openai-agents-js/ja/guides/config/#api-%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88
OpenAI Agents SDK for TypeScript を単独でインポートするだけだと実現できず、openai の npmパッケージを追加して対応する必要があるようです。具体的には、クライアントインスタンスを用意して、それを以下を使ってセットする形になるようです。
●setDefaultOpenAIClient | OpenAI Agents SDK
https://openai.github.io/openai-agents-js/ja/openai/agents-openai/functions/setdefaultopenaiclient/
実装例
以下は、その実装例です。クライアントインスタンスを用意して、それをセットするところまでを掲載しています。
import OpenAI from "openai";
import { setDefaultOpenAIClient } from "@openai/agents";
const client = new OpenAI({
baseURL: "http://【ローカルサーバーの IPアドレスなど】:1234/v1",
apiKey: "",
});
setDefaultOpenAIClient(client);
これで、OpenAI Agents SDK for TypeScript で、ローカルLLM用のローカルサーバーに接続するよう設定できました。