こんにちは。Rails GirlsではTokyoの5回目のオーガナイザーをしました。よう(@youchan)といいます。この記事はRails Girls Japan Advent Calendar 2018の22日目の記事として書きました。
Rails Girlsに参加した皆さん、どうでしたでしょうか?楽しかったですか?
こう質問すれば、大抵の参加者からは楽しかったー!という返事が返ってきます。そうなんですよ。Rails Girlsは参加者の満足度の高いイベントとしても知られています。
それでは、Rails Girlsに参加したあとにRailsで何かつくったりしましたか?
これはどうでしょう?
先程の質問に比べたら、大分ポジティブな答えは減るでしょう。
しかし、結構な数のGirlsからやってる!という答えが返ってきます。
中には、Rails Girlsがきっかけエンジニアになりました。なんて人も出てきます。
このアドベントカレンダーでも、ねこさんがそのチャレンジをしています。
このようにRails GirlsきっかけでRailsエンジニアになんていう夢溢れる話もありますし、たとえエンジニアにならなくてもプログラミングの楽しさの一端を見ることができたのではないかと思います。
ぜひ、今後も続けてもらえたらうれしいなと思います。
さて、そこでプログラミングの話なのですが、Rails Girlsのチュートリアルをやって、Railsは簡単にWebアプリケーションがつくれるものということが解ったと思いますが、Rubyについてはどうでしょう?
Rubyについてなんとなくでも解っていただけたでしょうか?RailsはRubyで作られているらしい、それくらいの理解でしょうか?
Rails Girlsではおそらく後者くらいの理解でおわるのではないかなと思います。それはRails Girlsの目的からそのような理解でよいということになります。もちろん参加者のレベルによってはコーチからもっといろいろ教わったという方もいらっしゃるでしょう。
プログラミングの経験のない皆さんでも、Rails Girlsのカリキュラムでは拍子抜けするくらい簡単にWebアプリケーションが作れたと思います。カスタマイズも簡単!それはRuby on Railsというフレームワークがとても良く出来ていることの証左でもあります。実はRails Girlsのカリキュラムの中にはほとんどプログラミングという要素が出てこないのです。
Rails Girlsはプログラミング教室ではないのでこれでよいのですが、私は皆さんにもっとプログラミングの面白さを知ってもらえたら嬉しいなと思っています。
そこで、Rails Girlsを終えたくらいの人に向けて楽しくプログラミングを体験してもらえる教材をつくりたいと思いました。
私の最近の趣味は技術書の同人誌を書くことです。
技術書典という技術書の同人誌即売会があります。この技術書典に出会って同人誌を書くようになりました。
これまでは自分が書きたいことがあってそれを書いてきたのですが、もっと読者について考えて読者に寄り添った本を書きたいなと思うようになりました。
私はRails Girlsに関わってきてRails Girlsの卒業生に向けて、もっとプログラミングの楽しさを伝えられる本が書けたらよいなと思いました。
そんな中、湊川あいさんと知りあい、彼女の書く本(マンガ)が私の望みにとても適っていると思い、一緒に「マンガでわかるRuby」を書きましょうと提案しました。
湊川さんに快諾していただき「マンガでわかるRuby」の企画が始まりました。いま二人で企画を進めているところです。ぜひ次の技術書典で手に取ってもらえたら嬉しいと思います。