PostgreSQL 日本語を別名参照する際の注意

はじめに

業務でPostgresを使用する際、別名で日本語を使用していました。
別名で日本語を使用するにあたって、特定の別名を参照する際にエラーが発生し、解決方法を調べるのに時間がかかりました...。
同様の問題に直面する方もおられるかもしれないので、解決策を残しておこうと思います！

エラー発生する場合としない場合の違い

エラー起きない場合

sample1.sql

select
    main.サンプル as "サンプル"
from
    (
        select
            sample as "サンプル"
        from
            table 
    ) main

"全角日本語"だけの場合、エラーは発生せずSQLを実行することができました。

また、"半角英字(小文字)"＋"全角日本語"の場合もエラーは発生しませんでした。

sample2.sql

select
    main.サンプル as "abcサンプル"
from
    (
        select
            sample as "abcサンプル"
        from
            table 
    ) main

エラー起きた場合

sample3.sql

select
    main.ABCサンプル as "ABCサンプル"
from
    (
        select
            sample as "ABCサンプル"
        from
            table 
    ) main

"半角英字(大文字)"＋"全角日本語"の組み合わせで参照した場合、エラーが発生しました。
ちなみに次のようなエラーです。

column tnegimesuryo.abcサンプル does not exist

エラーに対する対応方法

エスケープ処理を実施します。
具体的には次の通りです。

sample2.sql

select
    - main.ABCサンプル as "ABCサンプル"
    + main."ABCサンプル" as "ABCサンプル"
from
    (
        select
            sample as "ABCサンプル"
        from
            table 
    ) main

別名を参照する際、ダブルクォーテーションで囲むとエラーが発生しなくなります。