概要
Power BI Desktopは無料で使えて、
いろいろデータ分析結果の見える化に使う案件が増えてきたけど、
CSV取り込みの時にちょっと困ったケースがあったので、
その回避策の備忘録
やりたかったこと
会計ソフトにMoneyForword会計を使っているんですが、
標準で提供されている分析機能はちょっと使いづらい。
例えば、表形式で前年度比較はできるんですが、グラフ表示できなかったり。
複数年度の比較はできなかったり。
補助科目ごとにグラフを表示できるけど、
補助科目一つだけを指定するのがすごく手間だったり。
そしてその設定を保存できないので毎回補助科目を指定するのがすごく面倒・・・。
なので、年度の仕訳データをCSV出力してフォルダに入れておいて、
Power BI Desktopで読み込んで分析することにしました。
起こった問題
フォルダの中に年度ごとの仕訳データをCSVで保存して、
Power BI Desktopのフォルダ指定で読み込ませました。
発生したエラーはいくつかのパターンがあります。
・DataFormat.Error: Number に変換できませんでした。
・Expression.Error: 列挙内に十分な要素がなかったため、操作を完了できませんでした。
原因は・・・摘要欄に入力されている改行文字でした。
CSVデータの文字列データの中に改行文字が入っている場合、
そこまでを一行分のデータとして処理してしまっているようです。
対応方法
①Power Queryエディターを起動します。
②クエリペイン内のヘルパークエリーから「サンプルファイルの変換」を選択します。
④Csv.Document関数を呼び出している箇所が表示されます。
QuoteStyleの指定を、「QuoteStyle.None」から「QuoteStyle.Csv」に変更します。
↓↓↓
⑤Power Queryエディターを閉じて適用します。
最後に
CSV出力作業は手作業になるので、
ここはPower Automate Desktopの出番かな・・・。