【iOS/SwiftUI】個人開発アプリを完全英語対応して世界配信するまでの全手順(String Catalog対応)
個人開発している振り返り習慣化アプリ「HabitSpark」のアップデートで、アプリの完全英語対応(ローカライズ)を行いました。
👉 HabitSpark-振り返りで続くシンプル習慣化アプリ
「英語対応ってなんだか難しそう…」と身構えていましたが、Xcode 15から導入された String Catalog を使えば、実装自体はかなりシンプルです。
実際にはコード修正よりも、App Store Connectの設定や英語用スクショ作成がメイン作業でした。
この記事では、既存の日本語アプリを英語対応し、海外配信するまでの具体的な手順をまとめます。
1. アプリ内テキストの英語化(String Catalog)
まずはアプリ内のUIテキストをローカライズします。
手順
File > New > File from Template...(⌘N)- String Catalog を選択
- ファイル名を
Localizableにして保存
SwiftUIでは、通常通りテキストを書いていればOKです。
Text("今日のタスク")
ビルド時に自動でキーが抽出されるので、あとは英語を入力するだけです。
💡 コツ:自然な英語にする
単なる直訳ではなく、「実際に使われる表現」にするのが重要です。
TextField(String(localized: "朝のストレッチを継続できた"), text: $keepText)
例:
- ❌ Continue morning stretch
- ✅ I kept up my morning stretch
👉 UXに直結するのでここは丁寧にやる価値があります
2. デフォルト言語を「日本語」に固定(⚠️重要)
ここ、かなりハマりポイントです。
英語を追加すると、デフォルト言語が英語になることがあります。
問題
→ 日本語ユーザーなのに英語表示になるケースが発生
手順
- プロジェクト(青アイコン)を選択
-
PROJECT タブ →
Info -
Localizationsを確認 -
Japaneseを選択 - Set Default をクリック
👉 ✓ が Japanese に付けばOK
3. ホーム画面のアプリ名をローカライズ
アプリアイコン下の名前も言語ごとに変えられます。
手順
- String Catalogをもう一つ作成
- 名前を
InfoPlistにする(重要) - キーを追加して、各言語のアプリ名を設定
例:
- 日本語:習慣化アプリ
- 英語:HabitSpark
確認方法
シミュレーターの設定から言語を変更し、ホーム画面で名前が切り替わるか確認します。
4. App Store Connectの英語対応
ここからはストア側の設定です。
💡 ポイント
👉 「英語(米国)」だけ追加でOK
理由:
App Storeにはフォールバックがあるため、他国ユーザーにも英語が表示されます。
手順
- App Store Connectへ
- 対象アプリを開く
- 「言語を追加」→ 英語(米国)
- 以下を入力
- App名
- サブタイトル
- 説明文
- キーワード
💡 書き方のコツ
👉 「ユーザーのメリット」を書く
例:
- ❌ Habit tracking app
- ✅ Build better habits with simple daily reflection
5. 英語スクリーンショットの作成(超重要)
ここ、めちゃくちゃ見落とされがちです。
❌ よくあるミス
- アプリは英語対応済み
- でもスクショが日本語
👉 海外ユーザーはDLしません
手順
- シミュレーターを英語に変更
- スクショ撮影
- Canvaなどで加工
- 英語キャッチコピーに変更
例
- 日本語:できたが自信になる
- 英語:3 steps to transform your habits
おわりに
英語対応は「開発」というより、
👉 マーケ × プロダクト改善
に近い作業でした。
学び
- 技術的ハードルは低い(String Catalogが強い)
- 本質はUXとストア設計
- スクショがかなり重要
個人開発における英語対応は、「コードを書く」というより「App Storeの最適化(ASO)や画像作成」など、マーケティングに近い作業が多くなります。
ただ、一度設定してしまえば世界中の人に自分のアプリを使ってもらえるチャンスが広がり、ダウンロード数が跳ね上がる可能性も秘めています。
String Catalogのおかげで技術的なハードルは劇的に下がっているので、グローバル展開を考えている方はぜひ挑戦してみてください!