3
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

AIを使うようになって、調べる力の変化を感じた話

3
Posted at

はじめに

最近、ちょっと気になっていることがあります。

調べてはいるんです。ちゃんと。

ただ、調べ方が以前と変わった気がするんですよね。

なんというか、前より浅い。

エラーが出たとき、とりあえずAIに聞いて解決して、終わり。
一応自分でも調べるんですが、「念のため確認する」感じになっていて。
以前みたいに「理解するために調べる」じゃなくなってきた気がします。

この記事は、そのモヤモヤを言語化してみた話です。

何が変わったのか

調べる「深さ」が変わった

以前のエラー対応はこんな流れでした。

エラー発生 → 意味を考える → キーワードで検索 → ドキュメントを読む → 理解 → 解決

今はこうなっています。

エラー発生 → AIに貼る → 解決(→ 気になったら確認)

解決はしている。でも、

👉 「理解してから解決する」が「解決してから理解する」になっている

この順番の違いが、地味に大きい気がしています。

ドキュメントの読み方が変わった

以前は新しいライブラリを使うとき、まずドキュメントを通しで読んでいました。
設計思想を把握してから実装に入る感じです。

今は「XXするにはどう書けばいいですか?」とAIに聞いて、返ってきたコードをベースに進めることが多いです。

  • 目的のことはわかる
  • 動く

でも、

👉 「なぜその設計になっているか」まで追わなくなった

エラーへの向き合い方が変わった

以前はスタックトレースをちゃんと読んで、原因を自分で特定しようとしていました。

今は、読んではいるんですが、AIに投げる前提で読んでいる感じがあって。

👉 「自分で答えに辿り着こうとする」姿勢が薄れてきた気がします

「効率的」と「浅い」は紙一重かもしれない

AIのおかげで解決速度は上がりました。これは素直にありがたいです。

ただ、

👉 「速く解決できること」と「ちゃんと理解していること」は別の話

以前は遠回りしながら調べる中で、目的と関係ない知識が自然に入ってきていました。

  • issueを読んでいたらアーキテクチャのパターンを知った
  • ドキュメントを流し読みしていたら面白い機能を見つけた

AIに聞く形式だと、質問したことの答えしか返ってきません。
寄り道がなくなった分、知識が広がる機会も減っている気がします。

実際に「あれ?」と思った瞬間

適切なキーワードがすぐ出てこない

久しぶりにAIを使わずに検索しようとしたとき、何で検索すればいいか少し迷いました。

エラーをそのまま貼ることはできます。
でも「この問題を一言で表すと何か?」を考えるのが、以前より難しくなっていました。

「なんで動いてるの?」が説明できない

AIが生成したコードが動いている。

でも「なぜ動いているの?」と聞かれると、言葉に詰まることが増えました。

調べることへの腰が少し重くなった

「これ、調べたらわかるんだろうけど、AIに聞いた方が早いな」

こう思う頻度が増えています。

👉 調べることへの面倒くさいという気持ちが、少し強くなった

これが一番気になっています。

なぜ問題だと思うか

「解決できてるならよくない?」という意見もあると思います。

ただ、2点だけ気になっています。

AIの出力を検証できなくなる

AIは間違えることがあります。
それが正しいかどうかを判断するには、自分の理解が必要です。

👉 調べ方が浅くなると、間違いに気づけないリスクが上がる

詰まったときの粘り強さが落ちる

調べて、読んで、試して、また調べて。
この繰り返しの中で鍛えられる部分が、使わなくなっていく気がします。

AIが使えない状況や、AIが答えを持っていない問題に直面したとき、そこが弱点になるかもしれません。

自分なりに気をつけるようにしたこと

AIに聞く前に、少し自分で考える

まず自分でエラーの意味を考えてみる、何で検索するか考えてみる。
このワンクッションだけで、調べる感覚がだいぶ変わります。

AIの回答を起点に、公式も確認する

「AIが言ってた」で終わらせず、ドキュメントも開くようにしました。

生成コードは自分で説明できるようにしてからコミットする

「なぜこう書くのか」を自分の言葉で言えるかチェックするようにしました。

まとめ

  • AIのおかげで解決速度は上がった
  • ただ、調べる深さ・姿勢が変わってきた気がする
  • 「速く解決できる」が続くほど、「深く理解しようとする」が薄れていくかもしれない

👉 「調べ方が最近なんか雑になった気がする」は、放置しない方がいいかもしれない

同じように感じている方の参考になれば嬉しいです。

3
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?