はじめに
先日、旅行中に自分のプライベートのブログがトラブルで閲覧できなくなり、スマホにSSHクライアントを入れる必要が生じました。その際に使ったのがTermiusというアプリ。使ってみたところなかなか良い感じで、マルチプラットフォーム対応ということだったので帰宅後にはWindowsにも入れてみました。
リモートにつなぐ分にはなかなか良い感じ。たdWSL2のUbuntuにつなぐ方法がちょっとわかりにくかったのでまとめておきます。
ちなみに上記のトラブルの顛末はこちらに書いてあります (Qiitaではなくプライベートのブログです)。
2025年4月30日から5月1日にかけてのサイトダウンとその対処の顛末
Termiusって?
手抜きしてGeminiに聞いてみます。「Termiusとは」でGoogle検索した際に表示された「AIによる概要」は以下の通り。
Termiusとは、SSH、Mosh、Telnet、SFTP、SCPなどのプロトコルをサポートする、クロスプラットフォームのSSHクライアントアプリです。iOS、Android、macOS、Windows、Linuxなどのさまざまなデバイスで利用できます。特に、ワンクリックでリモートデバイスに接続できる機能が特徴です。
Qiitaのtermiusタグにはまだ記事は少ないですが、多分これから増えるんじゃないかな、と思ってます。
インストール方法などはこちらの記事でも紹介されています。
環境
以下
- Windows 11 Pro 23H2
- Termius 9.19.4
で確認しました。
ローカルターミナルの立ち上げ方とWSL2のUbuntuへのつなぎ方
アプリを立ち上げたときに表示されている「TERMINAL」のボタンをクリックするとローカルターミナルが開きます。
デフォルトではPowerShellが開くようになっていると思います。今回やりたいことは、これで開くターミナルの接続先をWSL2のUbuntuのbashに変えてやろうということです。
左上のハンバーガーメニューからSettingsを開きます。
左のメニューで「Terminal」を選んでずーっと下の方にスクロールしていくとLocal Terminal Pathという項目が現れます。
これを開きたいターミナルのパスに変えればOKです。でもUbuntuのbashのパスってどこでしたっけ?コマンドプロンプトでwhere
を使えば探せます。
Microsoft Windows [Version 10.0.22631.5335]
(c) Microsoft Corporation. All rights reserved.
C:\Users\yoshi>where bash.exe
C:\Users\yoshi\AppData\Local\Microsoft\WindowsApps\bash.exe
このパスをさっきのLocal Terminal Pathに設定。
これでTERMINALをクリックすればbashが開きます。
ちなみにbash.exe
以外にubuntu.exe
、wsl.exe
でもOK。ubuntu.exe
に設定したときのみUbuntuのホームディレクトリで立ち上がります。
参考:
まとめ
Termiusをローカルターミナルとして使用する際に接続先をWSL2のbashにするには、Settings → TerminalのLocal Terminal Pathをbash.exe
(もしくはwsl.exe
、ubuntu.exe
) のパスに変更すればOKです。
ほんとは複数の接続先 (コマンドプロンプト、PowerShell、bash) をわざわざ設定をいじらずに切り替えられるともっと嬉しい気もしますが、まあ実際のところbash以外でそんなに込み入ったことはやらない気もするので、当面これで使ってみようと思っています。