こんにちは、最近座ってるだけで膝が痛いです。
結論→理由の順で話そう
まとめ：結論を前提として話を聞く形になる為、一度の説明で理解度が深まる。
この一文で納得できるかたは以降読まなくても大丈夫です（笑）
社会人１年目、ペーペーのアシスタントディレクターで
案件説明もド下手だった頃にアドバイスされたのがこれでした。
案件説明はもちろん質疑応答や企画プレゼンなんかでも使えます。
無意識に実行している方も多いかもしれません。
どうして効果的なのかちょっと紐解いていきたいと思います。
序盤の言葉や話は頭に残りやすい
集中力の問題なのか、脳の処理の順番の問題なのか、というところですが・・
序盤の言葉や話って頭に残りやすいです。
校長先生のお話を思い出してみてください。
前半はわりと聞いていても、最後のほうは大体覚えていなかったと思います。
まーた始まったよ、今日は何の話だよ みたいな。
で、途中居眠りしていつのまにか全校朝礼が終わり、何の話だったの？ってなる。
ここでもし校長先生が最初に「今日は防犯の話をします」とか言っていれば、
途中居眠りしたとしても「防犯の話をしてたな」くらいはわかるはずです。
会議でも理屈は同じ
校長先生の話といえば長いものですが、
これって会議内での短い質疑応答や議題の説明でも同じことが言えると思います。
会議だと聞いているだけの時間って意外と短く、資料見たり、メモしたり、結構同時に頭や手を使ってます。
でも会議始まった瞬間や新しい議題に移った瞬間に、資料見ることはあってもメモはしないですよね。
その瞬間にその場で一番大事なことを言っておくと良いです。
ついでに資料の頭にも結論から書いておくと尚良いです。
どうしてそうなるのかなどの理由は、メモしながらでもかいつまんで聞ければ、
そのうち点と点が繋がるように理解していきます。
どんな聞き方をしたところで、結論を最初に出しているためゴールは一緒になります。
結論を前提として話を聞く形になる為、一度の説明で理解度が深まる。
「突然ですが今夜飲み会を開催します」
「何でだよ！」
こう言われると理由が説明されてないので「何でだよ！」ってなりますよね。
この「何でだよ！」を引き出すことに成功したらもうこっちのものです。
参加するかはともかく、興味を引くことに成功しているので話は聞いてもらえます。
全ての会話、全ての議題に通じることでは勿論ないですし、あくまで経験からくる持論ですが、
ちゃんと説明したはずなのにイマイチわかってもらえてないと感じた時には試しに取り入れてみてください。
おまけ：日本語と日本人の気質の関係
突然ですが、例えばリンゴが好きであることを相手に伝える場合
日本語 私はリンゴが好き
英語 I like apples
日本語だと、最後まで聞かないと何の話をしようとしているのかわからない
対して英語は、序盤で、なんらかの好きなものの話をしようとしているのがわかる
日本人は「自己主張が苦手」とよく言われます。もちろん個人差はありますが。
対して英語圏は「自己主張が強く、思ったことをハッキリ言う」というイメージがあります。
日本語だと結論や言いたいことが最後に来がちです。日本人の性格がどうこうとかではなく文法の問題で。
なので結論や言いたいことを伝える前の段階でいくらでもニュアンスが変えられます。
今回の例で言えば「ちょっとだけリンゴが好き」なのか「とってもリンゴが好き」なのか。
対して英語だと結論や言いたいことが先に来ます。
後からフォローを加えるような文法になると思います。
今回の例に当てはめると「I like apples very much.」私はリンゴが好き、とっても！という具合で。
海外の会議に出たわけではないので実際のところはわかりませんが、何となく英語圏は会議がスムーズそうな気がします。
こういった言語からくる国民の気質なんかと技術の成長・発達スピードって関係あるかもしれないですね。
文法を変えることはできなくても、日本語は柔軟な言語なので、ディレクションや人に説明をする立場の人間としてはこういうところもっと上手くできたらと思います。
それではまた