全体の流れ
1. ロールを決定
現場の人に全員集まってもらって、各ロールについて説明した後、ロールを決定する。
ロールに最適かどうかの最も大事なポイントは、そのロールで求められていることに一生懸命取り組んでくれるかどうか。
2. プロジェクトについて説明
プロダクトオーナーがリードして、次の項目を決定する。
- プロダクトのゴールとミッション
- ゴール
- どういうものを作れないといけないのか
- 現況の共有
- このプロジェクトで絶対に達成しないといけないことは何か
3. スプリント計画ミーティング
4. デイリースクラム
5. スプリントレビュー
6. スプリントレトロスペクティブ
用語
用語 | 概要 |
---|---|
アジャイル開発 | 反復的な開発手法。重要なものを優先的に開発する。 |
SCRUM | 作業、会議、成果物を定めたもの |
ロール名 | 概要 |
---|---|
スクラムマスター | スクラム開発の進行に責任を持った人。 |
プロダクトオーナー | 実現したい要求をリスト(プロダクトバックログ)にして並び替える。 |
開発チーム | 全員フルスタックエンジニア -> 機能横断的なチーム。外部から仕事の進む方を支持されない -> 自己組織化。 |
成果物
1. プロダクトバックログ(PB)
PBとは実現したい要求をリストにして並べたものです。PBの項目は実現したい順に並べて、優先順位の高い順に開発されます。また、PBは要求が変わったり、新たな要求が追加されたりすることがあり、常に最新の状態に保たれなければありません。
- 目標の共有
- PBを作成することにより、チーム内での目標を共有でき、メンバーが同じ向きを向いて開発を進めることができます。
- 現況の共有
- PBを常に最新の状態を保つことにより、メンバーに現況について連絡することができます。そうすることにより、各メンバーが現況を把握し、同じ目標に向かって、開発を進めることができます。
- PBの優先度
- 1. 超重要
2. 重要
3. 普通
4. なくてもよい
見積もりは - なるべくが経験がある人がリードする - 開発メンバーが対話を行う - カードを使う - 素早く、あてずっぽうにベストを尽くす - ベロシティを考慮する - スプリントの計画内容に対しては、全力で取り組むべきだが、達成できなくてもよい。ただし、確実に終わらせる計画を立てる。 - スプリント単位でリリース可能なプロダクトを作成することが求められることを意識して、計画を立てる。
第2部
開発チームはどうやってそれを実現するかについて計画する。
2. デイリースクラム
毎日15分の朝会。スプリントのゴールを守るために毎日調査。
報告内容
- 前回のデイリースクラムからやったこと。
- 次回のデイリースクラムまでにやること。
- 困っていること。
開発チームのメンバーが問題を報告した場合、問題解決に必要な人を集めた別の会議を設定し、開発メンバーの貴重な時間が会議によって、奪われることを回避する。
3. スプリントレビュー
開発チームの成果物をプロダクトオーナーが確認する。
報告/議論することの例
- 完了できなかったプロダクトバックログの項目について説明
- プロダクトオーナーがプロダクトの状況やビジネス環境について説明する。
- プロダクトバックログに追加すべき項目の有無について議論する。
- プロジェクトを進めるうえで問題となる事項について説明する。
- 現在の進捗を踏まえて、リリース日や完了日を予測する。
4. スプリントレトロスペクティブ
スプリントの最後に行う会議。 1時間 / 1週間スプリント。
- プロセスやツールなどの観点で今回のスプリントを検査する。
- うまくいったこと、今後改善すべき点を整理する。
- 今後のアクションプランをつくる。
その他メモ
- スプリント毎にベロシティを計算
- デイリースクラム、スプリントレビュー、スプリントレトロスペクティブの時間帯の決定
- 参考文献: https://www.amazon.co.jp/dp/4798129712/