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【Mac】アクティビティモニタ解説

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ついChromeブラウザを開き過ぎてしまったりアプリを開きっぱなしにしてmacbookの動作が重いと感じ、アクティビティモニタを吟味する人は少なくないと思います(自分を含む
今回は簡単なアクティビティモニタの見方について見ていこうと思います

アクティビティモニタとは

Mac OSに標準搭載されている、メモリやCPUの使用率などがわかるアプリケーション。
以下のような画面
image.png
特に下の
image.png
がよく見る部分かと思います。

メモリプレッシャー

まず注目すべきは左側の 「メモリプレッシャー」 のグラフです。これはMacのメモリにどれくらいの負荷がかかっているかを視覚的に示したもので、メモリ状況の健康診断書のようなものです。

緑色(低): メモリは効率的に使用されており、全く問題ない状態です。画像のように、たとえ「使用済みメモリ」が多くても、ここが緑であれば快適に動作している証拠です。

黄色(中): メモリへの負荷が高まっています。macOSがパフォーマンスを維持するために、後述するメモリの圧縮などを始めています。

赤色(高): メモリが深刻に不足しています。RAMの代わりに低速なストレージ(SSD/HDD)を使い始める「スワップ」が多発し、システム全体の動作が遅くなる原因となります。

物理メモリ

ここは使っているMacに搭載されているRAM(メモリ)の総量を表しています。基本的にここの大きさと値段は比例します。

「使用済みメモリ」の正体

image.png

「使用済みメモリ」の内訳は、さらに右側で詳しく説明されています。

アプリメモリ: 起動中のアプリケーションが直接使用しているメモリです。

確保されているメモリ: OSの動作に不可欠なため、圧縮したりスワップしたりできない最重要領域です。カーネルやドライバなどが使用します。

圧縮: macOSの賢いメモリ管理機能です。現在使われていないけれど、またすぐに使うかもしれないメモリ(非アクティブなアプリのデータなど)をRAM上で圧縮し、空き容量を確保します。低速なストレージにスワップするよりもはるかに高速なため、パフォーマンスの低下を抑えつつ、より多くのアプリを快適に動かすことができます。

キャッシュされたファイル

ここはパフォーマンスを向上させるための記憶機能のようなものです。
実態はRAMに配置されているので、基本的に
使用済みメモリ+キャッシュされたファイル>物理メモリ
となることはありません。
ちなみに

sudo purge

とすると、キャッシュファイルを強制クリアすることができます。

スワップ使用領域

ここは物理メモリがどうしても逼迫する場合、ストレージ(SSD/HDD)へ書き出す仮想メモリと呼ばれる部分です。
簡単な例えで言うと「作業机(RAM)」と「本棚(ストレージ)」かなと思います。
作業机(RAM): すぐに使う書類や本を広げておく場所。スペースは狭いですが、取り出しは一瞬です。

本棚(ストレージ): たくさんの本をしまっておく場所。容量は大きいですが、本を取りに行くのには時間がかかります。

このとき、 「今は使っていないけど、後でまた見るかもしれない本(非アクティブなアプリのメモリ)を作業机から本棚に戻す」という行動を取ります。これがスワップです。

この行動によって作業机に空きスペースが生まれ、新しい作業を続けられますが、本棚に戻した本が再度必要になった時、また本棚まで取りに行かなければならず、作業が中断し時間がかかります。これがスワップによるパフォーマンスの低下です。
ここが大きすぎると動作が重くなったり止まったりする原因になります。
あまりにもスワップ領域が大きくなり過ぎてる時はMacBookを再起動してあげることによって再計算されるのでおすすめです。

なので0byteが理想的ではあります(全ての処理がRAM上で完結している状態)

まとめ

今回はアクティビティモニタについてまとめてみました。普段からお世話になっているアプリではあるので、誰かの役に立てたら幸いです!

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