個人開発で、旅行の写真共有カメラアプリ「SHIORI」を作りました。同級生との年1旅行のために作って持っていき、あとからサービス化した流れをまとめました!
きっかけ
高専の同級生と、年に一度の旅行があります。人数は毎回まちまちで、10人を超えることもあります。男同士だと、積極的に写真を撮ることもないので勿体無さを感じていました。
せっかくだしサプライズも欲しいし、あとで残るものも欲しい。そう思って、旅行の前にカメラアプリを作って写真を撮ってもらおうと考えました。スマホに入れてもらうのは面倒なので、リンクを開くだけの Web アプリです。
コンセプトとしてやりたかったのは、撮った写真をすぐ見せないことです。旅行の最中は写真より旅行そのものに集中したかったからです。
枚数上限までは撮った写真を見せず、撮り終わったら一気に開き思い出を振り返られる。インスタントカメラの体験を簡略化して利便性を向上させたアプリにしたいと考えました。
今回はなんとなく上限を 50 枚にしましたが、1泊2日10人で無理せず取れるちょうどいい枚数になったと思いました。
余談ですが、プロダクト名を「SHIORI」にしたのは、毎年グループ旅行で勝手に旅のしおりを作って持っていくくだりがあったのと、コメントと写真そのものが振り返った時にしおりになっていれば面白いな、と思ったからです。
実際に使ってみた
1週間前から仕事や生活の間を縫って制作を始めて、なんとか旅行の朝までに間に合わせました。
グループLINEにリンクを投げて、「思い出残す用のカメラアプリ作りました。残り0枚になったら見れるので使ってみて!」と送りました。ログインなどなく、開けばカメラで撮るだけなので簡単です。
サプライズで急に送ったので、みんな驚いていましたが、早速撮った報告してくれたり反応が嬉しかったです!
旅行中は、撮ってコメントをつけて送るだけ。他の人の写真はまだ誰にも見えません。
画面に出てくるのは残り枚数くらいで、50、49、48…と減っていくのが最後のわくわく感につながってよかったです!
ちょうど宿のチェックアウトの時に残りが 0 になるように、メンバーが気を利かせて撮る枚数を調整してくれましたので、旅の最終盤でこれまでの旅行を振り返ることができました。
コメントを必須にしていたので、各々の感想が自然と出て残っているのがよかったです。みんなが別々に好きに撮った写真が、1つの旅行としてつながった感覚がありました。
拡大すると、ひとことがフレームに焼き込まれたポラロイド風になっています。
みんなの反応
メンバーからの感想は想像よりよかったです!
「シンプル最高」「最初から最後まで楽しかった」「Web で動くのが楽」みたいなのが来ました。コメントは「必須でいい」とのことで自分も何気ない感想が自然と残るのでいいと思いました。
最後の写真の出方と、ボードで写真の位置を動かせるのも好評でした。あとで「一定枚数撮ったら見える構造がうまい」「撮る行為にゴールを決める発想、ありそうでなかった」とも言われて、そこは自分でもそうしたいと思っていたところだったので嬉しかったです!
改善要望も来ました。作成時に写真上限枚数を選べることと、フレームなしでも保存できることを、この後改善しました。
サービスにした
もともとは自分たちの旅行のためだけのものでしたが、旅行のあと、「別のグループでも使いたい」と言われて、サービスとして形にする作業に入りました。
誰でも旅行を発行できるようにして、幹事がプラン料(例: Standard ¥99)を払って同じようにリンクを配る流れです。サーバー維持費のためですが、使って欲しいので結構安めの価格設定にしています!
サービスかにあたって、コメント必須のオプション化、上限枚数指定、旅のタイトル、撮った人の名前を表示するオプションなど機能追加も行いました。
特にUIの部分はこだわっていて、初めてでも分かる、かつ使っていてストレスがたまらないような導線設計にしてみました。
今後もバージョンアップを継続します。
裏側で言うと、Stripe Checkout、確認メール、保存期限、利用規約、期限切れの自動削除なども足しました。
技術スタック
スタックは以下です。
フロントは Vue 3 + Vite、モバイル UI は Vant です。カメラやボトムシートが最初から揃っていたのが決め手でした。裏側は Supabase、ホスティングは Vercel です。
リポジトリ
https://github.com/YoseiIkegami/shiori
おわりに
サービス化にあたって無料で試せる機能も付けています。
個人的に旅行そのものを壊さず、思い出を残せるスパイスとして面白いプロダクトになったと思います!
普段写真を撮らない、最近あまり撮ることがなくなった、マンネリ化してる方にこそ使っていただきたいです!
よかったらぜひ、皆さんの次の旅行に持っていってみてください!


