1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

OCI上のOracle Linuxのカーネルを別のバージョンに変更する方法

1
Last updated at Posted at 2025-11-25

Oracle Linuxのカーネル

2025年11月現在、OCIで提供されているOracle Linuxのバージョンは6.1~10になります。
Oracle LinuxはデフォルトではOracleがビルドしたUEK(Unbreakable Enterprise Kernel)を使っていますがRed Had互換カーネル(RHCK)を使う事もできます。

また、同じOracle Linuxのバージョンでも複数のUEKをサポートしている場合があり、今回はUEKのバージョンを変更する手順を紹介します。


Oracle Linux 8以降で対応しているUEKは以下のようになっています。
図1. Oracle LinuxのバージョンとUEK
Oracle Linuxのバージョン UEKリリースバージョン カーネルバージョン
Oracle Linux 8 Unbreakable Enterprise Kernel 6 5.4.17-xxxx
Unbreakable Enterprise Kernel 7 5.15.0-xxx
Oracle Linux 9 Unbreakable Enterprise Kernel 7 5.15.0-xxx
Unbreakable Enterprise Kernel 8 6.12.0-xxx
Oracle Linux 10 Unbreakable Enterprise Kernel 8 6.12.0-xxx

※参照元 https://docs.oracle.com/en/operating-systems/uek/

シェルでの作業

ここではOracle Linux 8のデフォルトのカーネルであるUEK7からUEK6へ変更する作業を説明します。


【作業前提条件】

  • OCIにVCNを構築してある事
  • VCN内のサブネットにコンピュートを作成してある事
  • コンピュートのイメージはOCI提供イメージのOracle Linux8である事
  • ネットワーク越しにコンピュート上のOracle Linux8にログインしてシェル操作ができる事
  • rootとしての作業ができる事

リポジトリの変更

デフォルトではUEK6のリポジトリを参照する設定になっていないため変更します。
以下の作業は全てrootで実行します。

1. 現在のカーネルを確認する
uname -r

図1のカーネバージョンと照らし合わせるとUEK7である事が確認できます。


2. 参照しているリポジトリの確認
dnf repolist all

UEKR7がenabledになって、UEKR6がdisabledになっています。


3. UEKR6のリポジトリを有効にします。(合わせてUEKR7を無効化)

dnf config-manager --disable ol8_UEKR7
dnf config-manager --enable ol8_UEKR6

カーネルのインストール

リポジトリをUEK6が参照できるように変更したのでUEK6のカーネルをインストールします。

1. 適用したいカーネルのバージョンを確認
dnf --showduplicates list kernel-uek

リポジトリを切り替えて初めて起動したのインデックスを引っ張って来ていますが、2回目以降更新がなければ上半分は実行されません。
下の方が、実際にリストコマンドの結果で、黄色いのが起動中のカーネルでバージョンが5.15系なのでUEK7であるのがわかります。

切り替えたいカーネルは5.4系のUEK6なのでその中の一番リビジョンが新しいものをインストールします。


2. カーネルのインストール
dnf install -y kernel-uek-5.4.17-2136.349.3.1.el8uek

Complete!が出ればインストール完了。

ブートローダーの起動設定をUEK6へ変更

1. 現在のBootloaderの設定を確認
grub2-editenv list

5.15系のUEK7が設定されています。


2. bootloaderのエントリーの確認
grep ^title /boot/loader/entries/*.conf

インストールされているカーネル一覧から5.4系のエントリーを探します。


3.\ デフォルトエントリーの変更
探したエントリーをデフォルトエントリーに変更します。
grub2-set-default <エントリーID>

4. デフォルトエントリーの確認
デフォルトエントリーが変更されているか確認します。
grub-editenv list

UEK6(5.4系)に変更されているので再起動します。

reboot


5.\ 起動しているカーネルの確認

uname -r

無事にUEK6(5.4系)のカーネルが起動している事を確認できました。

以上、OCI上のOracle Linuxのカーネルを別のバージョンに切り替える方法でした。

参考文献

Unbreakable Enterprise Kernelリリース6更新1
リリース・ノートfor Oracle Linux 8
Oracle LinuxのデフォルトカーネルをスマートにUEKからRHCKに変更する

1
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?