はじめに
Azure Synapse Analytics は他の Azure サービスと同様に Azure CLI に対応しており、 az synapse コマンドでリソースを操作することができます。よって、例えば Azure Portal の Azure Cloud Shell から CLI でリソースを管理することも可能です。
ただし、本稿執筆の2020年8月時点では az synapse コマンドは CLI の拡張機能として提供されているため、利用前に拡張機能をインストールする必要があります。
拡張機能のインストール
拡張機能のインストールは az extension コマンドにより実施します。--name 引数には 「synapse」 を指定します。
az extension add --name synapse
CLI の実行
az synapse コマンドの機能一覧はこちらをご参照ください。以下はサブスクリプション配下の Synapse Workspace の一覧を出力するコマンドの例です。
az synapse workspace list
Azure Cloud Shell での実行後に結果が取得できていることがわかります。
まとめ
CLI があるとちょっとした管理作業であれば Synapse Studio を立ち上げなくても済ませられるので、便利ですね。
現在の az synapse コマンドで提供されている機能は Synapse Workspace/SQL pool/Spark pool の管理が主ですが、今後 Orchestrate や Monitor 関連の機能が拡充されると、より応用の幅が広がるかなと思いました。