VaioでWindowsとUbuntuのデュアルブートできた記念。
この記事は、普通のWindowsPCでUbuntuのデュアルブートしたことある人向けです。
ほぼ自分用備忘録。
#ここが変だよSonyさん
Vaioは独自Bootソフトのせいで、普通にUbuntuをインストールしてもWindowsしか起動しないようです。
そこに気づくのにかなり苦戦しました。
(Sonyさんはヘンな独自仕様多い気がするのは気のせいですかね。。。)
#この作業を始める前に
EFIパーティションをいじるので、PCが起動できなくなる可能性があります。
Windows回復ドライバとシステムイメージを作成して、元に戻せるようにしておくのが良いです。
#手順
色々試した結果、最終的にたどり着いた手順は以下のとおりです。
(ほとんど こちら の記事と手順と同じです)
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Windowsの「コンピュータの管理」で、Ubuntuインストール用のパーティションを作成する。
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BIOS設定を以下のようにする。
- Secure Boot : Disabled
- Boot Mode: UEFI
- External Device Boot: Enabled
- Boot Priority: External Device をトップにする
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Ubuntu18のインストールメディアでTry Ubuntuを起動する。
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Try UbuntuでUbuntuのインストーラを起動する。
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インストールの種類で「それ以外」を選択。
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手順1で作ったパーティションに以下を作成する。
- システムファイル領域
- タイプ:基本パーティション
- 利用方法:ext4
- マウントポイント:/
- スワップ領域
- タイプ:基本パーティション
- 利用方法:swap
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「ブートローダをインストールするデバイス」で、既存EFIパーティションのデバイスを指定する。
(私の場合は/dev/sda3。新規EFIパーティションを作成してはダメ) -
インストールする。
ユーザ登録などはいつものUbuntuと同じようにする。
インストール完了しても再起動しないで、Try Ubuntuを続ける。 -
ターミナルを開いて以下のコマンドを実行する。
(/dev/sda3の部分は、自分のPCのEFIパーティションがあるデバイスに置き換えること)
ubuntu@ubuntu:~$ sudo -i
root@ubuntu:~# mkdir tmp
root@ubuntu:~# mount /dev/sda3 tmp
root@ubuntu:~# cd tmp/EFI/Microsoft/Boot/
root@ubuntu:~/tmp/EFI/Microsoft/Boot# mv bootmgfw.efi bootmgfw.efi.org
root@ubuntu:~/tmp/EFI/Microsoft/Boot# cp ../../ubuntu/shimx64.efi bootmgfw.efi
1. PCを再起動する。
1. Grubが立ち上がるので、ubuntuを起動する。
(Windowsも候補に出てくるが、起動はできない)
1. /boot/grub/grub.cfgを開き、
```chainloader /EFI/Microsoft/Boot/bootmgfw.efi```
を
```chainloader /EFI/Microsoft/Boot/bootmgfw.efi.org```
に書き換える。
1. PCを再起動し、GrubでWindowsを選択する。
無事、Windowsが立ち上がれば作業完了。
#おまけ
Vaioは起動時、 /EFI/Microsoft/Boot/bootmgfw.efi しか見ないようです。
efibootmgrでubuntuのブートローダをUEFIブートマネージャに登録しても、再起動すると登録内容が消えていました。
あと、VaioPro13にはUbuntu14が入りませんでした。インストールしても起動時にドライブが見つかりませんと言われて、起動できませんでした。
16, 18は問題なかったので、14はドライバが古かったのかな?