どうも、サイトビジットの横沢です。(Twitter)
突然ですが弊社にはRubyエンジニアしかいません。
「でもアプリ出したい。」
「javascriptならちょっと書けます。」
「ReactNativeならイケんじゃね。」
「でもリソースなくね?」
「外注しようぜ。セブに。」
という流れでセブでオフショア開発してアプリをリリースしました。
2018年9月〜12月までの3ヶ月間、単身セブに乗り込みアプリ開発をしていました。
そんな中で色々と経験したので記事化してみます。(需要あるかなー)
ちょっと長くなりそうなので勝手にシリーズ化します。
目次
- 導入編(本記事)
- オフショアのメリット
- オフショアのデメリット
- 次オフショアするならこうする
自己紹介
項目 | 詳細 |
---|---|
職業 | PM(参考) |
使える言語 | Ruby, javascript(超昔出したアプリ) |
TOEIC | 360点(え |
趣味 | カラオケ |
ということで超簡単なプロフィールがこちらです。
問題点は以下です。
- 英語ができない
- プログラミングも別にできない
そうです。僕は歌うことしかできません。
セブ到着の初日に、日本からはるばる輸出したTOEICの過去問を通しで受けてみた時に360点でした。(さすがに引きました )
そしてセブに到着してから1ヶ月後の10月、人生初めてのTOEICをセブで受験し465点でした。
「TOEIC800点取ります!」
そう言って意気揚々とセブに飛び立った社員の点数を見てドン引きしていた社長の顔を今でも鮮明に覚えています。
今年の2月に日本で受けた時は670点でした。(今年800点ガンバリマス)
脱線しましたが、正直コミュニケーションは絶望です。
東京タワーにいる外国人を駅まで案内することすらできない僕は、午前中セブの英語学校に通って午後から出社するというローテーションでオフショアしていました。
アプリに関して
項目 | 詳細 | |
---|---|---|
フロント側 | 言語 | javascript |
フレームワーク | React Native | |
サーバー側 | 言語 | Ruby |
フレームワーク | Ruby on Rails |
という構成です。
また今回作ったアプリは 「司法試験予備試験の問題演習」 という100%日本で出来ている僕ですら難解なアプリです。
背景
上記でサラッと説明しましたが、もう少し背景とかも付け加えておきます。
なんでそもそもオフショア?日本の外注とかは?なんでセブ?
オフショアのメリットとしてはやっぱり安いことですよね。
弊社としても安い方がとーぜんいいです。
ただ、今回はただ安いからという理由だけではありません。
エンジニアの需給バランスって半端ないですよね。エンジニアが居すぎて困っちゃう会社なんてないんじゃないでしょうか?
さらに少子高齢化が進む日本でこれから優秀なエンジニアを獲得していくのってとっても大変です。
今後は海外のエンジニアを上手に使わないと開発競争とかでサクッと負けちゃうよね、という発想でした。
なので今回のオフショア開発の主な目的は以下でした。
- アプリ出したい (優先度MAX)
- オフショア開発のROI検証
- 現地のエンジニア事情の調査
セブにした理由は以下です。
- まだオフショアが盛んじゃない
- 平均年齢24歳
あわよくば 「現地で会社とか作っちゃいたいよね」 くらいの気概はありました。(TOEIC360点だけど)
※ 日本の外注も検討しましたが、「短期的にはやりやすいけど将来性がねー」ということで見送ることに。
なんでその開発環境?
前述の通り、弊社にはRubyを主に扱うWEBエンジニアしかいません。
アプリも積極的に出していく戦略ではなかったので、アプリ専用のエンジニアを雇っても持て余す勢いです。
現状弊社サービスのフロントエンドは backbone.js
で動いています。(まじかよ)
これを読み解けるエンジニアもおらず、新しく学ぶ意味もあまりなさそうなので全ページのReact化を進めようか、という計画が水面下で動いていました。
なので、
- WEBエンジニアのリソースをスライドして改修とかできる
- WEBサイトもReact化するしちょうどいい
- 1ソースでiOS&Android出せるなんて素敵
- ReactNativeって今風だよね
という理由からReactNativeを選定しました。
バックエンドは今Railsで動いているのでそのまま使おうということになりました。
まとめ
- 英語力がないエンジニアが頑張る
- セブでのオフショア開発
- 開発は ReactNative, Ruby on Rails
第2章「実体験から語る、オフショア開発のメリット」をお楽しみにどうぞ。
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