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社員が増えてきてPOとPMを分けたくなった話

Last updated at Posted at 2019-04-21

どうも、サイトビジットの横沢です。(Twitter

最近社員の数が増えてきました。(ウレシイ)
いやー社員も増えて売上上がって会社も成長してウハウハだぜー!!!!と言うわけにもいかないのが世の常です。

10名ちょっとだったのですが、社運を賭けた全員人事により30名程度の規模になりました。
そして増えたエンジニアは1名。

そうです。
割合が違う。
いや全然違う。

つまり困るのはエンジニアへの依頼の数は増えるのに肝心のエンジニアの数が足りず、依頼を捌き切れなくなり事業の成長スピードを阻害してしまうと言うことです。

これは由々しき事態です。

問題点

上記の通り、依頼数は増えたけど依頼を捌き切れなくなってしまいました。
エンジニアのリソースは有限なので全てのタスクを消化することは出来ません。

少し前までは僕が全ての依頼に対して工数・重要度・緊急度から優先順位をつけてエンジニアの方にご依頼していたのですが、人が増えていくにつれて重要度・緊急度を把握できなくなってきました。

  • この依頼を達成した後に、どこにどのくらいのインパクトが出るかよく分からない***(重要度)***
  • この依頼を達成できないと、どこにどのくらい迷惑が掛かるかよく分からない***(緊急度)***

期限日を入れてもらったりしていますが、基本的には依頼者はこのタスクに関して、「超重要!超緊急!マジ卍!」というテンションで依頼してくることがほとんどなので、マジなところどうなの?と言うところを把握するのは意外と難しいです。

なので、それらを全て正確に優先順位決めて要件定義してエンジニアに依頼するとなると僕のリソースが足りません。

全部チケットに詳細を書いてもらえばいいじゃないかとなるんですが、「チケット作るのがめんどくさくて依頼しない」みたいになったら本末転倒です。

解決策

大事なことは 優先順位を正確に決めること です。
そのためにPOを新たに設置し、PMと分業することにしました。

用語整理

会社によって役割とか違うと思いますが、弊社では以下のような分類にしました。

  • PO:プロダクトオーナー
    • タスクの優先度決め
    • 要件定義
  • PM:プロダクトマネジメント
    • エンジニアのリソース管理
    • 仕様設計

要は

  • タスクのことをPOに聞いたら やりたい事 とか それによって得られる効果 が返ってくる
  • タスクのことをPMに聞いたら 現状の進捗 とか リリース予定日 が返ってくる

と言う感じです。

やり方

弊社ではTrelloを使ってカンバン方式でタスクの運用をしています。
Screen Shot 2019-04-21 at 22.20.21.jpg

カンバンには要件の他に、エンジニアさんが要件を細かくチケットにしたものも含まれています。(1チケットの工数は8時間以内くらいにしてねとお願いしてあります)

このカンバンをPOに見てもらい優先度を逐一決めていただきます。

  1. 要件に当たるものは一番左の Priority List にストック
  2. 毎週POとPMで優先順位, 進捗MTGを行う
  3. POは Priority List効果・要件の把握 を行う
  4. PMは Priority List の上から 仕様設計・工数見積 を行う
  5. PMは エンジニアのリソース状況の把握, スケジュール管理 を行う

POとしては 利害関係があまりなく, 全体を俯瞰できる そんな人が理想です。

現状は効果の検証中ですのでまた追記します。

まとめ

  1. タスクが捌き切れなくなったら気合じゃなくて優先順位決めよう
  2. あなたのせいじゃないのでみんなにヘルプ求めよう
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